【無料エロ動画】うちの妻にかぎって…僕の妻は他の男にカラダを許した11【アダルトAV】

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「今日もやっぱり具合が悪そう…」

夕暮れ時、ダイニングテーブルの端に置かれた小さな丸い水槽を、妻の由紀は泣き出しそうな顔で覗き込んでいた。その瞳には、僕が結婚を決めた理由の一つである、彼女の尽きることのない優しさが宿っていた。縁日で取った小さな、橙色の金魚。最初は二匹だった。一匹は数ヶ月で弱り、そして今、残った一匹もまた、ひらひらと泳ぐ姿に力がなく、水槽の底でじっとしていることが増えた。

「大丈夫だよ、きっと。まだ頑張ってるから」

由紀はそう言って、指先でそっと水槽のガラスを撫でる。その仕草に、僕は胸を締め付けられる思いだった。あの縁日。賑やかな喧騒の中、由紀の嬉しそうな顔が目に焼き付いている。小さな網で金魚を掬うのに悪戦苦闘していた彼女は、僕がそっと手を添えただけで、驚いたように振り向いた。その時の、照れたような笑顔。あれが、僕の心を掴んで離さなかった。

僕たちは、平穏な日々を送っていた。共働きで、お互いに仕事に励み、夜は一緒に食事をし、週末には近所の公園を散歩したり、映画を見たり。当たり前のように続く日常の中に、確かな幸福を感じていた。由紀は本当に素敵な女性だ。誰に対しても分け隔てなく優しく、困っている人がいれば放っておけない。僕の両親にも、本当に丁寧に接してくれる。僕の周りの人間は皆、由紀のことを「理想の奥さん」と褒め称える。

そんな由紀にかぎって、僕を裏切る筈はない。そう、強く信じていた。

だから、あの夜の出来事が、僕の心を掻き乱し始めた最初のきっかけだった。

それは、会社の慰安旅行からの帰り道だった。遅くなった僕を迎えに行った帰り、車の中で、由紀がぽつりぽつりと話し始めたのだ。

「今日ね、〇〇さん（会社の同期で部署も同じ男性の名前）と、ちょっと話したの」

〇〇さん。由紀とは学生時代からの付き合いで、僕も顔見知りだ。いつも朗らかで、人当たりの良い男だった。慰安旅行でも、二次会で一緒に盛り上がっていたのを覚えている。

「どんな話？」

僕は何気なく問い返した。

「あのね…金魚のこと。うちの金魚、元気ないって言ったら、すごく心配してくれて…」

由紀の声が、少し震えているように聞こえた。

「それで？何て言ってたの？」

「なんていうか…すごく、こう…心配してくれるような言い方で…。『大丈夫かなぁ、由紀ちゃんの元気な金魚さんが』とか、『何か僕にできることないかな』とか…」

由紀は、まるで何かを告白するような、罪悪感とでも言うような表情をしていた。

「へぇ、〇〇さん、親切なんだな」

僕は精一杯、冷静を装った。心の奥底で、何かがざわつき始めた。

その日から、由紀の様子が少しずつ変わった気がした。もちろん、これは僕の被害妄想かもしれない。でも、そうとしか思えなかったのだ。

通勤途中、由紀が〇〇さんと一緒に歩いている姿を目撃したことがある。いつもなら、僕と一緒に出勤するはずの由紀が、珍しく一人で駅に向かっている。そこに、歩いてくる〇〇さん。楽しそうに話し、時折、由紀の肩に軽く手を置く〇〇さん。その光景が、僕の目に焼き付いて離れなかった。

「友達と、ちょっと立ち話してただけだよ」

由紀はそう言ったけれど、その顔にはいつもとは違う、どこか落ち着かない色が浮かんでいた。

そして、最近になって、由紀は頻繁に携帯を気にすることが増えた。誰からの連絡だろうか。返信をする時、その表情は、僕に見せない、どこか甘い、蕩けるような顔をしているように見えた。

「誰と連絡してるの？」

一度、思い切って聞いてみた。

「え？あ、友達。〇〇さんから、仕事のことでちょっと聞きたいことがあって」

「仕事のこと？そんな遅くまで？」

「うん。ちょっとね」

その言葉の響きに、僕は怒りと嫉妬、そして何よりも、自分という存在の無力さを感じて、気が狂いそうになった。

間男。その言葉が、頭の中で繰り返し響く。由紀は、僕が知らないところで、誰かと親密な関係を築いているのではないか。それは、金魚を心配してくれるような優しい言葉、さりげないボディタッチの連続の先にあったのではないか。

ある夜、由紀が珍しく遅くまで起きていた。リビングの明かりがついていたので、僕は様子を見に行った。ソファに座る由紀は、携帯を片手に、ぼんやりと画面を見つめている。

「まだ起きてたんだね」

僕の声に、由紀はびくりと肩を震わせた。そして、慌てて携帯を隠すように膝の上に置いた。

「ご、ごめん、起こした？もう寝ようと思って」

その動揺した様子に、僕の疑念は確信に変わった。

「誰と話してたの？」

僕は、できるだけ平静を装いながら聞いた。

「え？…別に…」

「携帯、隠す必要ある？」

僕の言葉に、由紀の顔から血の気が引いたのが分かった。彼女はうつむき、何も言わない。その沈黙が、僕の心をさらに追い詰めた。

「まさか…〇〇さんと、まだ連絡取り合ってるのか？」

僕の声は、自分でも驚くほど低く、震えていた。

由紀は、ふるふると首を横に振った。しかし、その目には、明らかに動揺の色が浮かんでいた。

「違う、そうじゃない。本当に、仕事の相談だけ…」

彼女の声は、今にも泣き出しそうなほどか細かった。

僕の頭の中では、由紀が〇〇さんと楽しそうに話す姿、肩に触れる手、そして僕が見ていないところで、甘い囁きを交わしている情景が、鮮明に浮かび上がっていた。

嫉妬で、身体が震えた。悔しさで、胸が焼け付くようだった。このままでは、本当に気が狂ってしまう。

僕は由紀の前に膝をつき、その両手を掴んだ。彼女の手は、いつも冷たい。

「由紀…本当のことを言ってくれ。僕に隠し事はしないでくれ」

由紀は、ただ泣き始めた。肩を震わせ、嗚咽を漏らす。その姿は、僕が結婚を決めた、あの時の彼女と同じくらい、無力で、壊れそうなほど脆かった。

僕は、由紀の顔を見つめた。その涙は、果たして、あの金魚を心配する涙なのか。それとも、僕を欺いていることへの罪悪感の涙なのか。

僕には、もう、何も分からない。

ただ、一つだけ確かなことがある。

あの金魚のように、うちの妻もまた、静かに、静かに弱っているのではないか。そして、その弱さの陰に、誰かがそっと手を差し伸べているのではないか。

そんな考えが、僕の心を暗く覆い尽くした。

僕は、由紀の冷たい手を握りしめたまま、ただ、彼女の嗚咽が止まるのを待つことしかできなかった。そして、この胸を掻き乱す、怒りと嫉妬、悔しさの嵐が、いつか過ぎ去ってくれることを願うばかりだった。