【無料エロ動画】うちの母にかぎって…待って…、息子に知られたら困る…【アダルトAV】

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## 硝子の壁の向こう側

「お前の母さん、激しいのが好きなんだってさ。」

友人の拓也は、ニヤニヤと意地の悪い笑みを浮かべながら、そう切り出した。映画研究部に所属する彼は、映像機器の扱いに長けているが、それ以上に身の程を知らないというか、年上の女性に好意を持つ傾向が目に余る。今回は、その矛先が僕の母、香代子に向いていた。

「拓也、何を言ってるんだよ。母さんがそんなわけないだろ。」

僕は思わず反論したが、拓也の目は真剣だった。いや、真剣というよりは、獲物を狙う獣のような光を宿していた。

「いや、マジなんだって。この前、偶然会ったんだけどさ、なんていうか、色気が半端なかったんだよ。それに、ちょっと話しただけなのに、なんていうか、包容力っていうか、そういうのがすごくてさ。男だったら、そういうのに弱いだろ？ 俺、あんな女性、初めて見たよ。」

拓也は夢見るような目で僕を見つめた。彼の言葉は、まるで荒唐無稽な映画のワンシーンのようだった。僕の母は、確かに綺麗だ。齢は四十五歳になるというのに、艶やかな黒髪は肩まで伸び、整った顔立ちには落ち着いた美しさが宿っている。しかし、「激しいのが好き」という表現は、あまりにも現実離れしていた。香代子は、穏やかで、優しい人だ。誰に対しても分け隔てなく接し、困っている人を見れば放っておけない性分だった。そんな母が、僕のような血気盛んな年下の学生なんかに興味を持つはずがない。

「残念だけど、母は拓也みたいなのを鼻にもかけないと思うよ。そんな趣味はないと思うし。」

僕はきっぱりと言った。それは間違いなく真実だと信じていた。母の穏やかな性格を誰よりも知っている僕にとって、拓也の妄想は滑稽でさえあった。

しかし、僕が一つだけ懸念していることがあった。それは、母があまりにも優しすぎることだ。

香代子は、文字通り「お日様」のような人だった。誰に対しても分け隔てなく、その温かい光で包み込む。それは僕にとって何よりも心強いことだったが、同時に、時に危ういと感じさせる一面でもあった。例えば、近所の変わったおばあさんが、母に付きまとっていたことがあった。理由は分からないが、そのおばあさんは母の優しさに付け込み、毎日のように上がり込んでは長々と話し込み、時には家の手伝いを強要することさえあった。母は、断ることもできずに、ただ黙ってその要求に応えていた。僕は何度か母に、「断ってもいいんだよ」と言ったが、母は「でも、かわいそうでしょう」と微笑むだけだった。その笑顔は、優しさの表れであると同時に、どこか寂しさを内包しているように僕には見えた。

拓也の母親へのアプローチは、僕にとって、母の優しさが招くかもしれない、避けられない厄介事の序章のように思えたのだ。

数日後、拓也はますます熱を上げていた。彼は香代子の連絡先を嗅ぎつけ、なんとか連絡を取ろうと躍起になっていた。僕は、拓也に何度も「やめておけ」と忠告したが、彼は聞く耳を持たなかった。

「いいか、俺は真剣なんだ。俺の映画に対する情熱、俺の、なんていうか、まだ青臭いけど真っ直ぐな心。それを、あの美しい女性にぶつけてみたいんだよ。」

彼は自分のことを「青臭い」と言いながら、その実、香代子のような「成熟した」女性に惹かれるという、ある意味で複雑な感情を抱いていた。彼の言う「激しさ」とは、肉体的な意味合いだけではなかったのかもしれない。彼は、香代子が内に秘めているであろう、未知の感情や経験に触れたがっていたのかもしれない。

ある日、拓也はついに母に連絡を取ることに成功した。それは、彼が僕の家のポストに無断で入れ込んだ、手作りの映画のシナリオのコピーを、母が偶然見つけてくれたことによるものだった。シナリオの内容は、母をモデルにした、ある種の賛美歌のようなものだった。正直、気持ち悪いと思った。しかし、母は拓也の熱意に心を動かされたのか、彼と一度会ってみると約束してくれた。

その日、僕は自宅で心臓がバクバクしていた。拓也が来るというのだ。母は、拓也が来ることを知っていたが、いつも通りの穏やかな表情で準備をしていた。僕は、母の前に座り、何か言おうとしたが、言葉が出てこなかった。

「お母さん、あの、拓也君が来るけど…」

「ええ、分かってるわよ。彼、一生懸命シナリオを書いてくれたから、どんな人か見てみたくて。」

母はそう言って、クッキーを焼き始めた。その手つきは、いつも通り丁寧で優しかった。しかし、僕には母のその優しさが、逆に不安だった。もし、拓也が母の優しさに付け込んで、何か強引なことをしようとしたら…？

ノックの音が響いた。僕は、心臓を鷲掴みにされたような気分になった。母は、僕に笑顔で「行ってらっしゃい」と言い、ドアを開けた。

拓也は、少し緊張した面持ちで立っていた。そして、その隣には、母が立っていた。二人の姿が、まるで絵画のように目に飛び込んできた。拓也の、まだ少し幼さの残る顔と、母の、穏やかでありながらも奥深い表情。

「どうぞ、入ってください。」

母の声は、いつも通り優しく響いた。拓也は、深呼吸をして家に入った。僕は、しばらくの間、二人の様子をじっと見ていた。拓也は、母にシナリオの話を熱心にしていた。母は、時折相槌を打ちながら、静かに聞いていた。

僕は、母の表情を読み取ろうとした。彼女は、本当にこの状況を楽しんでいるのだろうか？ それとも、ただ断ることができないだけなのだろうか？ 母の目は、どこか遠くを見ているようだった。まるで、この場にいない何かを見つめているかのように。

その時、拓也が僕に向かって話しかけてきた。

「なんか、心配してるみたいだけど、大丈夫だって。俺は、あの人に敬意を払ってる。」

その言葉に、僕は少しだけ安心した。拓也は、思ったより真面目なのかもしれない。いや、真面目というよりは、彼の言う「激しさ」は、純粋な憧れに近いのかもしれない。

しかし、母の様子が気になった。彼女は、拓也の話を聞きながら、時折、遠くを見つめていた。その瞳には、一瞬、寂しさとでも言うべきものが flicker したように見えたのだ。まるで、彼女が求めている「激しさ」とは、拓也が想像しているようなものではないかのようだった。

その後、拓也は何度か家に顔を出すようになった。彼は、母に映画の話をしたり、自分の作った短編映画を見せたりした。母は、いつも静かにそれを受け止めていた。僕は、母と拓也の間にある、目に見えない硝子の壁を感じていた。それは、母が拓也の情熱を理解しきれていない、あるいは、拓也が母の本当の感情を読み取れていない、そんな壁だった。

ある晩、僕がリビングで本を読んでいたら、母がそっと僕の隣に座ってきた。

「ねえ、健太。」

「何？」

「拓也君って、どんな子だと思う？」

母は、少し不安そうな顔で僕に尋ねた。

「うーん…熱心な子だよ。映画が好きなんだ。」

「そうね。でもね、彼の言う『激しさ』って、私にはよく分からないの。」

母は、ため息をついた。

「私は、ただ、彼が一生懸命なのが、応援したくなるだけなのよ。でも、彼の期待に応えられているのか、少し不安なの。」

母の言葉を聞いて、僕は母の優しさの深さを改めて感じた。彼女は、拓也の純粋な気持ちに応えようとしている。しかし、その「応える」ということが、母にとっては、どこか重荷になっているようにも見えた。

「母さん、無理しなくていいんだよ。もし、嫌だったら、断ってもいいんだから。」

僕がそう言うと、母は微笑んだ。

「ありがとう、健太。でも、大丈夫よ。これは、私自身の問題だから。」

母はそう言って、僕の頭を撫でた。その手は、いつも通り温かかった。

僕は、母の「激しさ」について、改めて考えていた。それは、拓也が想像するような、情熱的で、時には奔放なものなのだろうか？ それとも、母が内に秘めた、もっと繊細で、もっと複雑なものなのだろうか？

もしかしたら、母が求めている「激しさ」とは、誰かに向けられるものではなく、自分自身に向けられるものなのかもしれない。彼女は、自分の内に秘めた何かと格闘しているのかもしれない。そして、拓也の存在は、その格闘を一時的に紛らわせる、あるいは、その格闘の対象となるのかもしれない。

ある日、拓也が僕に、興奮した様子で話しかけてきた。

「健太、すごいことがあったんだ！ 今日の昼、お前の母さんと一緒にランチしたんだけど、最後に、俺に『あなたにも、もっと激しくなって欲しいわ』って言われたんだ！」

僕は、思わず息を飲んだ。母が、そんなことを言うだろうか？

「え、なんて言ったの？」

「『もっと激しくなって欲しい』って言われたんだよ！ それって、俺の熱意が伝わったってことだよな？ 俺の情熱が、あの美しい女性を動かしたんだ！」

拓也は、興奮冷めやらぬ様子でまくしたてた。彼の顔は、達成感で輝いていた。しかし、僕は母の言葉の真意を測りかねていた。母が拓也に「激しくなって欲しい」と言ったのは、一体どういう意味だったのだろうか？

拓也の熱意に応えるという意味なのか？ それとも、何か別の意味合いがあったのか？

僕は、母の本当の「激しさ」とは何なのか、ますます分からなくなっていた。それは、拓也が求めるような、分かりやすいものではないのかもしれない。

その日の夜、僕は母と二人で夕食を食べていた。食卓には、いつものように穏やかな時間が流れていた。

「母さん、今日の昼、拓也君とランチに行ったんだって？」

「ええ、そうよ。」

「拓也君が言うには、母さんが『もっと激しくなって欲しい』って言ったそうだけど、それってどういう意味？」

僕の問いに、母は少しの間、箸を止めた。そして、ゆっくりと顔を上げた。その目は、いつにも増して深く、遠くを見ているようだった。

「健太、あなたが心配してくれるのは嬉しいわ。」

母は、静かにそう言った。

「でもね、激しさっていうのは、色々な形があるのよ。拓也君は、情熱的な愛を求めているのかもしれないわ。でも、私にとっての激しさっていうのは、もっと、自分自身と向き合うことなのかもしれない。」

母は、そう言って、僕の目をまっすぐに見つめた。

「私は、ずっと優しさで生きてきた。誰かを傷つけないように、誰かに嫌われないように。でも、それは、本当に私が望んでいたことだったのかしら。」

母の声は、静かでありながらも、僕の心に深く響いた。彼女は、自分自身の内面と向き合おうとしていたのだ。そして、その「激しさ」とは、他者に向けられるものではなく、自己変革への強い意志だったのかもしれない。

「私はね、健太。これからは、もっと自分の心の声に耳を傾けて生きていきたいの。たとえそれが、周りの人を戸惑わせることがあったとしても。」

母の言葉に、僕は何も言えなかった。彼女の目には、今まで見たことのない、強い意志の光が宿っていた。それは、拓也が追い求める「激しさ」とは、少し違うのかもしれない。しかし、僕にとって、それは何よりも美しく、何よりも尊い「激しさ」のように思えた。

拓也は、母の言葉の真意を理解できたのだろうか？ あるいは、彼は彼なりに、母の新たな一面を見出したのだろうか？

僕は、母と拓也の間にある硝子の壁の向こう側に、まだ見ぬ母の本当の姿があるような気がしていた。そして、その姿を見つめるためには、僕自身もまた、少しだけ「激しく」ならなければならないのかもしれない。優しさだけでは、決して届かない場所に、母は立っているのかもしれないのだから。