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都会の夜空は、無数の星が瞬く宝石箱のように輝いていた。しかし、その美しさとは裏腹に、漆黒の闇に潜む闇を抱えた男がいた。名前は遠山俊介、大手商社勤務の38歳。外見は完璧な紳士然としており、誰からも好かれる人物だった。だが、その内面は、深く歪み、猟奇的な性欲に塗れていた。

俊介は、マッチングアプリ「ルミナス」に登録していた。美貌の女性との出会いを求めるのではなく、狩りの対象を求めていたのだ。彼のターゲットは、白く美しい肌と豊満な胸を持つ女性たち。アプリのプロフィール写真で、その条件に完璧に合致する女性を見つけた。名前は、神崎莉子、24歳。大手広告代理店で働く、活発で明るい女性だった。

莉子と俊介は、洒落たイタリアンレストランで出会った。俊介は、完璧なマナーと流暢な会話で莉子を魅了した。莉子は、俊介の紳士的な振る舞いと知的な魅力に惹かれ、次第に心を開いていった。食事を終え、別れ際に俊介は提案した。「少しだけ、私のマンションでお茶でもいかがですか？」

莉子は、少し戸惑いながらも、俊介の誠実そうな瞳に見とれ、承諾した。俊介のマンションは、高層ビルの上層階に位置し、夜景が一望できる贅沢な空間だった。しかし、莉子は、その豪華な空間とは対照的に、部屋に漂う冷たい空気に違和感を覚えた。

俊介は、用意しておいた紅茶に、事前に混ぜておいた媚薬をそっと加えた。莉子は、その紅茶を一口飲むと、徐々にまぶたが重くなっていった。意識が薄れていく中、莉子は、俊介の不気味な笑みを垣間見た気がした。

目を覚ました時、莉子は、白い壁と冷たい金属に囲まれた部屋にいた。手足を拘束され、身動き一つ取れない。無機質な部屋の片隅に、薄暗い照明が落とされ、俊介が立っていた。先程までの紳士的な姿は消え失せ、彼の顔には、狂気じみた笑みが浮かんでいた。

「ようこそ、私の狩場へ」

俊介の声は、まるで機械のように冷たかった。莉子は、恐怖で身が凍る思いだった。俊介は、莉子の体をじっくりと見つめ、卑猥な言葉を吐き出した。彼の言葉は、人間の感情とはかけ離れた、冷酷で残酷なものだった。

俊介は、莉子を性的暴行へと突き進んでいった。その行為は、愛や情熱とは無縁で、ただ単なる、人間の尊厳を踏みにじる行為だった。莉子は、絶望と恐怖に打ちひしがれ、涙を流すことしかできなかった。

数時間後、俊介は、莉子を解放した。既に、莉子の心は深く傷つけられていた。しかし、俊介は、何事もなかったかのように、莉子に微笑みかけた。

「楽しかったかい？また会おうね」

その言葉は、莉子にとって、二度と忘れられない悪夢の始まりだった。

莉子は、警察に届け出ることも、誰かに相談することもできなかった。俊介の完璧なアリバイ、そして、自分が媚薬を飲まされたという証拠もない。彼女は、深く心に傷を負い、心に闇を抱えたまま、日々の生活を送ることになった。

俊介は、その後も、マッチングアプリを利用して、新たなターゲットを探し続けた。彼の猟奇的な行為は、闇に隠されたまま、繰り返されていくことになる。都会の輝きは、彼の暗い欲望を隠す仮面に過ぎなかった。

そして、莉子は、あの夜の出来事を永遠に胸に抱え、一人、孤独に耐え忍ぶことになる。彼女の白く美しい肌と、豊満な胸は、俊介の猟奇的な欲望の象徴となり、忘れ去られることのない、深い闇を象徴していた。  俊介の紳士的な仮面の下に潜む狂気は、決して解き明かされることなく、闇に葬り去られていった。しかし、莉子の人生は、永遠にその闇によって彩られていくことになるのだ。