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## 歪んだ交換品

春の陽射しが、まだ冷たい空気を暖め始めている午後だった。鈴の音が玄関で鳴り響き、佐知子は戸を開けた。目の前に立っていたのは、背が高く、やや乱れた金髪の男、浩二だった。一週間前に通販で購入した、というよりは、密かに購入した電動マッサージ器の交換に来たのだという。

「商品が不良品でしたので、交換に参りました」

浩二は、やや緊張した面持ちでそう告げ、新品のマッサージ器を差し出した。佐知子は、夫がいない昼下がり、一人でいることの安心感と、わずかな罪悪感を感じながら、それを受け取った。

「そうなんですか…　かしこまりました」

佐知子は、彼の視線に少し戸惑いを感じた。彼の目は、商品にではなく、彼女自身の身体に、まるで貪欲な獣のように釘付けになっている気がした。

マッサージ器の箱を玄関先に置くと、浩二は突然佐知子に抱きついた。驚きで言葉を失った佐知子の唇に、彼の唇が強く押し付けられる。

「奥さんとセックスがしたいんです！」

彼の言葉は、まるで野獣の唸りのようだった。佐知子は抵抗しようと腕を振りほどこうとしたが、彼の体は驚くほど強く、そして熱かった。彼の唇の熱、肌の感触、そして強く押しつけられる体。抵抗する力も、理性も、すべてが彼の強さに打ち砕かれるようだった。

佐知子は、彼の肉棒の大きさと、腰の激しい動きに圧倒された。最初は驚きと恐怖で身体が震えていたが、次第に、その力強さに身を任せていく自分がいた。抵抗するどころか、彼の激しい動きに、いつしか自分の体が反応し始めていたのだ。

恍惚とした時間が流れ、彼が去った後、佐知子は自分の行為を後悔するどころか、奇妙な充足感を感じていた。まるで、禁断の果実を食べたような、危険で、それでいて甘美な感覚が、身体の奥底に深く刻み込まれていた。

それは、ただのマッサージ器の交換劇ではなかった。彼女自身の心の奥底に潜む、抑圧された欲望の解放だったのかもしれない。


## 義父の要求

佐知子は、息子の学費を払うため、どうしてもお金が必要だった。夫には内緒で、嫌いな義父、正志に金を借りに行くことにした。これが二度目だ。前回は、かなり無理をして、義父に金を借りていた。しかし、今回はその返済期限が迫っていた。

義父の家は、古びた豪邸で、薄暗い室内には、重苦しい空気が漂っていた。正志は、ソファに座り、何とも言えない嫌な笑みを浮かべていた。

「今から銀行行ってもいいけど、その前に、俺のチンポ咥えてくれ」

正志の言葉は、佐知子の耳を鋭く突き刺した。汚らしい言葉と、その裏に隠された、吐き気がするような欲望が、彼女の心をえぐった。

「そんなこと…イヤ…」

佐知子は、震える声で拒絶した。しかし、正志の顔は、ますます険しくなっていった。

「ズボン脱がせろ、早くしなさい」

正志は、低い声で命令した。佐知子は、抵抗する気力も失っていた。夫に内緒でお金を借りていること、そして、この男が自分の父親であること、それらの屈辱が、彼女の心を締め付ける。

「お父さんのこと嫌いなんです…」

涙を堪えながら、佐知子は震える手で義父のズボンを脱がせた。あの嫌な臭い、あの嫌悪感。しかし、それ以上に、お金が必要だった。息子の学費、家計を支えるため、この屈辱を受け入れるしかなかった。

彼女は、震える手で義父の巨大な肉棒を口にした。その感触は、想像以上に不快で、吐き気を催しそうになった。それでも、佐知子は、義父の顔色を伺いながら、必死でそれをしゃぶった。

その行為を通して、佐知子は自分の尊厳を踏みにじられる感覚に襲われた。しかし、同時に、一種の諦念のようなものも感じていた。自分が置かれた状況、そして、自分自身の弱さを痛感する時間でもあった。

義父から金を受け取った後、佐知子は家に帰る途中、涙が止まらなかった。自分のした行為を呪い、そして、自分を責めた。しかし、同時に、あの屈辱的な体験が、彼女の中に、何かを植え付けていった気がした。それは、恐ろしいほどの絶望と、同時に、かすかな、解放感でもあった。


これらの出来事は、佐知子の心を深く傷つけ、同時に、彼女自身の内面にある闇を暴き出した。彼女は、これらの経験からどのように立ち直り、そして、どのような未来を歩んでいくのだろうか。それは、彼女自身が決めるべきことである。