【無料エロ動画】里花（60歳）柔肌の還暦【アダルトAV】

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里花（60歳）柔肌の還暦の詳細情報まとめ。安全に無料動画視聴！

## 枯れない蕾

　金属とガラスの冷たい輝きが、指先から伝わってくる。60歳。里花は、この歳になっても、こんなに冷たいものに触れるとは思っていなかった。夫の健一が、あの事故に遭うまでは。

　突然の電話。震える声で告げられた「重い病気」。その言葉は、里花の静かな日常を粉々に打ち砕いた。以来、彼女の生活は一変した。健一の治療費、そして一家の生活費。これまで専業主婦として、健一の稼ぎに頼ってきた里花に、それは重すぎる現実だった。

　「大丈夫だ、里花。俺がなんとかする」

　ベッドの上で、痩せた顔に痛々しい笑顔を浮かべる健一。その言葉が、里花を突き動かした。パートに出る。そう決めたのは、健一を安心させたい一心からだった。

　選んだのは、近所のスーパーの惣菜コーナー。慣れない手つきで、揚げ物の油を落としたり、パックに詰めたり。手際の良い若いパートさんたちに混じり、里花はまるで新米のようだった。一日中立ちっぱなしで、腰は痛むし、手は油まみれ。それでも、家に帰れば健一が待っている。その顔を思い浮かべれば、疲れも吹き飛んだ。

　そんな里花を、いつも優しく見守ってくれたのが、悠介だった。一つ年下の、穏やかな物腰の男性。彼は、里花が困っていると、すぐに駆け寄ってきてくれた。「里花さん、ここはこうするといいんですよ」「疲れてませんか？無理しないでくださいね」その声は、いつも温かく、里花の凍てついた心をそっと溶かしていくようだった。

　悠介は、里花が慣れない仕事に戸惑うたびに、根気強く、丁寧に教えてくれた。彼の指先が、里花の手に触れる。最初は、作業を教えるため。しかし、いつからか、その触れ合いに、里花は特別な意味を感じるようになっていた。

　健一の病状は、一進一退を繰り返していた。時折、意識が遠のき、呼吸が浅くなる。そんな夜、里花は一人、健一の手を握りしめ、祈った。そして、その祈りが叶うと、今度は感謝の気持ちで胸がいっぱいになった。しかし、その感謝の気持ちは、次第に別の感情へと、静かに、しかし確実に変質していくのを、里花は感じていた。

　悠介との距離が、縮まるのにそう時間はかからなかった。仕事が終わると、二人で駅まで歩くのが日課になった。他愛もない話。里花の昔の話、悠介の趣味の話。健一のこと。病状を話すと、悠介は真剣な顔で耳を傾け、励ましてくれた。「里花さんのご主人、きっと良くなりますよ。里花さんが、そんなに一生懸命なんだから」

　ある雨の日、仕事帰りに二人で立ち寄った喫茶店。窓の外では、激しい雨が降り注いでいた。店内の薄暗い照明、コーヒーの香ばしい匂い。そして、向かいに座る悠介の、真剣な眼差し。その日、里花は、悠介に健一の本当の病状を話した。もう、希望がないこと。余命が、そう長くないこと。

　「…ごめんなさい、こんな話をして」

　里花は、涙ぐんだ。悠介は、黙って里花の手に自分の手を重ねた。その温かさに、里花は全身を震わせた。

　「里花さん…」

　悠介の声が、雨音にかき消されそうになる。里花は、悠介の目を見つめた。そこには、同情ではない、もっと深い、熱を帯びた感情が揺れていた。

　「いけないことだって、わかってるんです」

　里花は、震える声で呟いた。夫が、重い病と闘っている。そんな時に、自分は…。しかし、悠介の指が、里花の頬を優しく撫でた。その仕草に、里花は、抗うことができなかった。

　その夜、里花は、悠介の部屋にいた。雨は、まだ降り続いていた。薄暗い部屋に、二人の息遣いだけが響く。里花は、悠介の腕の中で、震えていた。恐怖と、期待と、そして、罪悪感。

　悠介の唇が、里花の唇に触れた。それは、探るような、優しいキスだった。里花は、そのキスに、身を委ねた。長い間、触れることさえ忘れていた、自分の体。健一の病状に打ちひしがれ、ただひたすら耐えてきた日々。その全てが、この瞬間に、堰を切ったように溢れ出した。

　悠介の指が、里花の服をそっと脱がせていく。露わになった里花の肌は、月の光のように白く、しかし、その内側には、長い間抑えつけられてきた熱が、静かに燃え盛っていた。悠介の指先が、里花の肌をなぞる。その触れ方に、里花は、自分がまだ、生きていたことを実感した。

　「里花さん…綺麗だ…」

　悠介の声が、里花の耳元で囁かれた。その言葉に、里花は、顔を赤らめた。60歳。体のあちこちに、老いの印が刻まれている。それでも、悠介の熱っぽい視線は、里花のその全てを、肯定しているようだった。

　悠介の唇が、里花の胸に落ちる。優しく、しかし、確かな熱を帯びた吸い付き。里花は、息を呑んだ。久しぶりの、そして、予想もしていなかった、この感覚。体が、勝手に反応する。硬くなっていた肌が、じわじわと柔らかく、そして、湿り気を帯びていく。

　「だめ…」

　里花は、か細い声で囁いた。しかし、その声には、拒絶の色はなかった。むしろ、期待が、熱に浮かされたような、甘い響きを帯びていた。悠介は、里花の言葉を、肯定の合図と受け取ったのだろう。彼の動きが、次第に大胆になっていく。

　里花の身体が、悠介の力強い腕に抱き込まれた。肌と肌が触れ合う。その熱が、里花の全身を駆け巡る。長い間、忘れていた、そして、封印していた、女性としての感覚。それは、まるで、冬の間に耐え忍んだ蕾が、春の陽射しを浴びて、一気に開花するかのようだった。

　悠介の、力強い、しかし、どこか切ない腰の動き。里花は、そのリズムに、身を任せた。指先が、悠介の背中に食い込む。爪が、引っ掻く。久しぶりの、そして、こんなにも激しい、愛の交歓。里花は、もう、考えることをやめていた。ただ、この感覚に、身を委ねていた。

　「あ…っ」

　里花の口から、漏れる声。それは、快感と、そして、解放の叫びだった。体中が、痺れるような、甘い痛みに包まれる。悠介の、力強い、しかし、どこか悲しげな喘ぎ声が、里花の耳に響く。

　身体の奥底から、熱いものが込み上げてくる。それは、抑えきれない、純粋な欲求。悠介の、熱い、そして、満ち足りた、愛液が、里花の柔肌を濡らしていく。それは、まるで、乾いた大地に染み込む恵みの雨のようだった。

　悠介の、激しい、そして、切ない、鼓動が、里花の胸に響く。里花は、その鼓動に、自分の鼓動を重ねた。二人の世界は、この瞬間、時空を超えて、ただ、一つになった。

　雨は、いつの間にか止んでいた。窓の外に、淡い月光が差し込む。里花は、悠介の腕の中で、静かに呼吸を整えていた。身体は、まだ、熱を帯びていた。しかし、その熱は、先ほどまでの狂おしいまでの欲求から、満たされた、穏やかな温もりへと変わっていた。

　夫の顔が、ふと、脳裏をよぎる。罪悪感。しかし、それは、もう、支配的な感情ではなかった。この、満たされた感覚。これは、紛れもない、自分自身の、欲求だった。60歳。枯れない蕾は、まだ、その奥に、静かな輝きを秘めていた。

　里花は、悠介の胸に顔を埋めた。その肌の温かさに、安心感を覚えた。この夜のことは、誰にも言えない。けれど、この、自分の中に芽生えた、新しい感情。それは、里花にとって、これからの人生を、静かに、しかし、力強く生きていくための、灯火になるのかもしれない。そう、里花は、静かに思った。