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雨粒がアスファルトを叩く音だけが響く、薄暗い夜道。傘も差さずに、水たまりを避けながら歩く一人のギャルがいた。艶やかな黒髪は雨に濡れ、顔にかかる前髪を払う仕草は、どこか儚げで、でも挑戦的だった。その姿に、私は吸い寄せられるように車を停めた。

「ねぇ、こんな雨の中一人でどうしたの？乗っていく？」

窓を開けて声をかけると、彼女は少し驚いた顔でこちらを見た。ぱっちりとした瞳に、濃いメイクが施されている。しかし、その瞳の奥には、どこか寂しげな光も宿っていた。

「うーん、別に。気分転 null。」

少しぶっきらぼうな返事だったけれど、その声は意外と甘く響いた。私はニヤリと笑い、さらに畳み掛ける。

「気分転換？じゃあ、もっと良い気分転換、してあげるよ。俺と、ね。」

彼女は一瞬、何を言われたのか理解できないといった顔をした後、ふっと笑った。その笑顔は、雨に濡れた街のネオンサインよりもずっと鮮やかだった。

「ふーん、ナンパ？よくそういうのするの？」

「さあ？でも、君みたいな可愛い子には、つい声かけちゃうんだよね。」

私は彼女の目を見つめながら、できる限りの甘い声で言った。すると、彼女は少し顔を赤らめ、視線を逸らした。

「…まぁ、いいけど。」

あっけなく、彼女は私の車に乗り込んできた。思っていたよりもずっと簡単に。車内は、彼女の纏う甘い香水と、雨の湿った空気が混じり合っていた。

「名前は？」

「ユキ。…あんたは？」

「俺はアキラ。」

ユキと名乗った彼女は、助手席に座り、窓の外を眺めている。その横顔は、どこかクールで、でもどこか危うさを秘めているように見えた。

「んで、アキラさんは、私に何してくれるわけ？」

「んー？色々かな。とりあえず、どこか行きたいところある？」

「別に、どこでもいい。アキラさんの行きたいとこで。」

その言葉に、私は思わず笑みを深めた。彼女の、この掴みどころのない感じが、たまらなく魅力的だった。

「そうだな…じゃあ、とりあえず、俺の家行く？」

「えー、やだ。もっと遊ぼうよ。」

ユキは、子供のようにおねだりした。その表情は、先ほどのクールさとはかけ離れた、無邪気なものだった。

「遊ぶ？どんな風に？」

「えー、秘密！」

彼女はそう言って、くすくす笑った。その笑い声を聞いていると、私の心臓は早鐘を打ち始めた。

結局、私たちは夜の街をドライブすることにした。窓を開けて、雨上がりの空気を吸い込みながら、他愛もない話をした。ユキは、驚くほど話が面白く、ノリが良かった。次々と繰り出される彼女の話は、どれもこれも、ちょっと危ない香りのする、刺激的なものばかりだった。

「昔さー、酔っ払って、道端で知らない男にナンパされたことあって。で、そのままついて行っちゃったんだよね。そしたら、朝起きたら、隣に男がいたわけ（笑）」

ユキは、ケラケラと笑いながら話した。その話を聞いていると、彼女の過去には、想像もつかないような出来事がたくさんあったのだろうと容易に想像できた。

「へぇ、それで？どうなったの？」

「えー、それは秘密！でも、まぁ、後悔はしてないかな。だって、その男、結構エッチだったんだもん。」

彼女は、そう言って意味ありげに私を見た。その瞳には、挑発的な光が宿っていた。

「…君は、そういう経験、多いの？」

「まあ、そこそこ？色んな男に口説かれてきたからねー。話してるだけで、勉強になると思うよ？」

彼女は、自信満々にそう言った。その言葉の裏に隠された、彼女の過去の経験が、私の性欲を掻き立てる。

「ふーん。で、俺は、君にとってどんな男に見える？」

「うーん…ちょっと、エロいかな？」

ユキは、そう言って私の顔をじっと見つめた。その視線は、私の身体を撫でるように、ゆっくりと下降していく。

「エロい？俺が？」

「うん。なんか、目が離せないんだよね。それに…」

彼女は、言葉を区切り、私の目元に指を這わせた。その冷たい指先が、私の肌に触れた瞬間、ゾクゾクとした快感が走った。

「…なんか、私に、色んなこと、させてくれそう。」

その言葉に、私はもう我慢できなくなった。ユキの唇に、私の唇を重ねた。雨の匂いと、彼女の甘い香りが混じり合い、私の意識を奪っていく。

車内は、二人の熱気で満たされていた。ユキの細い身体が、私の胸に寄り添う。濡れた髪から滴る雨粒が、彼女の首筋を滑り落ちる。その光景は、まるで芸術品のようだった。

「アキラさん…私、こんなに…」

ユキの声が、甘く震える。彼女の身体が、私の熱に反応するように、微かに痙攣しているのが分かった。

「大丈夫？無理しないでいいんだよ？」

私は、彼女の耳元で囁いた。しかし、ユキは首を横に振り、さらに私に深く抱きついた。

「ううん…もっと…もっと、アキラさんの、感じたい…」

彼女の言葉に、私はさらに興奮を抑えきれなくなった。ユキの細い指が、私のシャツのボタンに触れる。その指先は、驚くほど器用だった。

「…アキラさん。私、このまま…挿れてほしい…。」

ユキの声は、もはや囁きではなかった。それは、欲望の叫びだった。彼女の瞳は、熱に浮かされ、赤みを帯びていた。

「…いいの？こんなところで？」

「…うん。もう、我慢できない。」

ユキは、そう言って私の顔を見上げた。その表情は、これまでのクールな雰囲気とは全く異なり、純粋な欲望に満ちていた。

私たちは、雨音だけが響く車内で、互いの欲望を満たし合った。ユキの身体は、驚くほど柔らかく、そして、驚くほど敏感だった。私の指が、彼女の肌に触れるたびに、彼女の身体は震え、甘い喘ぎ声が漏れた。

「…あぁっ…アキラさん…！」

ユキの声が、雨音に混じり、遠くへ消えていく。彼女の身体は、まるで意思を持っているかのように、私の指に絡みついてくる。

「…もう、ダメ…っ…！」

ユキの声が、途切れる。彼女の身体が、激しく痙攣する。その瞬間、私は、彼女の奥底から絞り出されるような、甘い喘ぎ声を聞いた。

「…アキラさん…私…」

ユキは、息を切らしながら、私にそう囁いた。その声は、まるで壊れた人形のようだった。

「…もう、限界…。」

ユキは、そう言って、私の胸に顔を埋めた。その身体は、まだ微かに震えていた。

「…君は、本当に、すごいな。」

私は、ユキの髪を優しく撫でた。彼女の身体から発せられる、熱い体温が、私の手に伝わってくる。

「…アキラさん…私…」

ユキは、顔を上げ、私にそう囁いた。その瞳には、まだ熱が残っていた。

「…もっと、アキラさんの、感じたい…。」

その言葉に、私は、再び彼女の唇に、私の唇を重ねた。雨音は、さらに激しさを増していく。

私たちは、雨の中、互いの欲望を満たし合った。ユキの身体は、まるで意思を持っているかのように、私の指に絡みついてくる。

「…もう、ダメ…っ…！」

ユキの声が、途切れる。彼女の身体が、激しく痙攣する。その瞬間、私は、彼女の奥底から絞り出されるような、甘い喘ぎ声を聞いた。

「…アキラさん…私…」

ユキは、息を切らしながら、私にそう囁いた。その声は、まるで壊れた人形のようだった。

「…もう、限界…。」

ユキは、そう言って、私の胸に顔を埋めた。その身体は、まだ微かに震えていた。

「…君は、本当に、すごいな。」

私は、ユキの髪を優しく撫でた。彼女の身体から発せられる、熱い体温が、私の手に伝わってくる。

「…アキラさん…私…」

ユキは、顔を上げ、私にそう囁いた。その瞳には、まだ熱が残っていた。

「…もっと、アキラさんの、感じたい…。」

その言葉に、私は、再び彼女の唇に、私の唇を重ねた。雨音は、さらに激しさを増していく。

雨は、もう止んでいた。空には、星が瞬き始めている。ユキは、私の隣で、穏やかな寝息を立てていた。

「…不思議な夜だったな。」

私は、独り言ちた。ユキの、あの自由奔放さと、あの危うさ。そして、あの、予想外の一面。

「…また、会えるかな。」

私は、ユキの寝顔を見つめながら、そっと呟いた。彼女の、あの、エロい笑顔が、目に焼き付いている。