夫には無い性戯に堕ちて逝く不貞交尾の日々 橘メアリー【無料エロ動画視聴/アダルトAV】

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## 咲き誇る真紅のバラ

橘メアリー、その名はかつて、退廃的な美しさで人々を魅了した。しかし、今はただの専業主婦、幸子。夫は優しく、生活は安定している。だが、その安定は、彼女の心の奥底に眠る激しい情熱を、静かに、しかし確実に、鈍らせていった。結婚して十年、夫婦の営みは義務となり、互いの体温さえも遠い記憶の彼方へ追いやられていた。

「また、残業？…そう。気をつけて帰ってきてね。」

毎晩、同じ挨拶。夫の返事も、決まって「ああ。」だけ。食卓には会話がなく、テレビの音だけが虚しく響く。幸子は、鏡に映る自分自身の顔に、かつての輝きがないことを痛感していた。華やかな衣装も、艶やかなメイクも、今は過去の遺物。彼女の美しさは、まるで枯れかけた花のように、静かに萎んでいくばかりだった。

生計のため、というよりは、失われた輝きを取り戻したい、という切望から、幸子は自宅からほど近い高級クラブで働くことを決めた。そのクラブは、政財界の有力者たちが集う、夜の社交場。そこには、彼女が失っていた「刺激」が、溢れるほどあった。

クラブでの仕事は、幸子にとって未知の世界だった。煌びやかなドレス、巧みな会話術、そして、官能的な香りに満ちた空間。そこで彼女を待っていたのは、クラブのチーフ、黒岩だった。恰幅の良い体躯に、鋭い眼光。その眼差しは、幸子の奥底に潜む、眠っていた本能を、静かに、しかし力強く、呼び覚ますかのようだった。

「君は、まるで夜に咲く月下美人だな。こんなところで、朽ち果てさせるのはあまりにも惜しい。」

黒岩の言葉は、幸子の心の琴線に触れた。長年、誰にも触れられることのなかった、秘められた欲望。それは、まるで凍てついた湖面に、一滴の熱い血が落ちたように、静かに、しかし確実に、波紋を広げ始めた。

黒岩との関係は、最初は仕事上の付き合いだった。しかし、夜が更けるにつれ、二人の距離は急速に縮まっていく。彼の言葉は、彼女の心の乾きを癒し、彼の視線は、彼女の内に秘められた「女」としての魅力を、再び引き出した。夫との冷え切った関係とは対照的に、黒岩との会話は弾み、彼の指先が触れるたびに、幸子の体は熱を帯びていった。

「幸子さん、君はもっと、自分を解放していいんだ。」

ある夜、クラブの個室。黒岩は、幸子の首筋に顔を埋めた。吐息がかかるたびに、幸子の体は震えた。夫に一度も感じたことのない、激しい衝動が、彼女の全身を駆け巡る。それは、理性を麻痺させるほどの、甘く、危険な快感だった。

「ダメ…私…。」

言葉にならない喘ぎ声が、部屋に響く。黒岩の唇が、彼女の耳元で囁いた。

「いいんだよ。君は、まだ何も知らないだけだ。この、溢れ出す「本能」に、身を委ねてごらん。」

その夜、幸子は、夫には決して見せることのできない、自分自身の「顔」を見た。それは、満ち足りた、そしてどこか危うい、官能的な表情だった。夫との関係に、もう何も期待していなかったはずなのに、彼女の体は、激しく求めていた。黒岩の腕の中で、彼女は、初めて「淫欲」という名の、甘美な迷宮に足を踏み入れた。

それからの日々は、幸子にとって、二重生活の始まりだった。昼間は、夫のために家庭を守る、良き妻。夜は、クラブで、黒岩の腕の中で、激しい肉欲に身を委ねる、一人の女。夫との会話は、相変わらず淡々としていたが、彼女の心の中では、激しい感情が渦巻いていた。

「（夫には、この私が、こんなにも激しく、求められるということを、知らないのだろうな…）」

そんな思いが、彼女の胸をよぎる。罪悪感よりも、むしろ、夫への優越感、そして、自分自身の二面性への興奮が、彼女を支配していた。

ある日、いつものように、黒岩との逢瀬を楽しんでいた。クラブの個室。窓の外は、暗闇に包まれていた。黒岩の激しい愛撫に、幸子の体は、抗えない衝動に突き動かされていた。

「あ…ああっ…！」

彼女の喘ぎ声が、部屋に響き渡る。黒岩の顔が、彼女の顔に近づく。その瞬間、幸子の鼻腔を、見慣れた、しかし今は異質な、ある匂いがかすめた。

「…！？」

それは、夫の匂いだった。数日前に、夫が着ていたシャツから移った、微かな、しかし紛れもない、夫の匂い。

（まさか…！）

幸子の全身に、電流が走った。黒岩との行為の最中に、夫の匂いを嗅ぎつける。それは、彼女の理性と、隠しきれない本能とが、激しくぶつかり合う、瞬間だった。

彼女の頭の中に、一瞬、夫の顔が浮かんだ。優しく、しかしどこか遠い、あの表情。そして、その表情の裏に隠されていた、彼女への無関心。

（今、私は、ここで、この男と…！）

その思いが、幸子の内なる獣を、さらに解き放った。夫の匂いは、彼女の罪悪感を刺激するどころか、むしろ、彼女の「本能」を、さらに激しく掻き立てる。「見せつけてやりたい」。そんな、歪んだ、しかし強烈な衝動が、彼女を支配した。

「…っ！黒岩さん…もっと…！」

幸子の声が、通常よりも一段と高くなった。彼女は、黒岩の首に腕を回し、より一層、激しく体を求めた。黒岩は、彼女の突然の変化に戸惑いながらも、その情熱に、さらに応えた。

「幸子さん…君は、一体…！」

黒岩が、驚きと興奮を混ぜた声で、彼女の名を呼んだ。しかし、幸子には、もう彼の言葉は届かなかった。彼女の意識は、ただ、この溢れ出す「肉欲」に、全身を委ねることに集中していた。

夫の匂いを嗅ぎつけたことが、彼女の「本能」を覚醒させた。それは、まるで、長年閉じ込められていた鳥が、突然、檻の扉が開いたかのようだった。彼女は、これまで抑えつけていた、あらゆる欲望を、解放した。

「ああっ…！い…！もっと…！」

彼女の喘ぎ声は、もはや理性を失い、ただひたすらに、快感を求めていた。黒岩の指先が、彼女の敏感な部分を、さらに深く、激しく攻める。

（私、こんなにも…！こんなにも、激しく、求めているなんて…！）

彼女の体は、制御不能な波に乗り、急速に、絶頂へと向かっていた。夫の匂いは、もはや彼女の思考には存在しなかった。ただ、この、極限の快感だけが、彼女の世界を支配していた。

そして、ついに、その瞬間が訪れた。

「…あぁぁぁぁぁ！！！！」

幸子の絶頂は、まるで、夜空に咲き誇る、一輪の真紅のバラのようだった。全身が震え、吐息は荒く、目は潤んでいた。黒岩は、彼女の激しい反応に、圧倒されていた。

（…今、私は、最高に…。）

高揚感に包まれた幸子の、微かな思考が、黒岩の胸に顔を埋めながら、霞んでいく。夫の匂いが、彼女の鼻腔をかすめる。しかし、それはもはや、罪悪感でも、優越感でもなかった。

ただ、彼女自身の「肉欲」が、最高潮に達した、その証だった。

黒岩は、激しく喘ぎ続ける幸子を、抱きしめた。彼の胸には、自分が見たことのない、獰猛な美しさを湛えた、一人の女がいた。

「君は…本当に、底知れないな…。」

黒岩は、静かに呟いた。

幸子は、夫の匂いを嗅ぎつけたことで、むしろ、自分の「本能」を、より一層、解放してしまった。それは、彼女が、夫との冷え切った関係の中で、密かに渇望していた、激しい「性」への、解放の合図だったのかもしれない。

窓の外の暗闇は、彼女の内に秘められた、情熱的な「真紅のバラ」を、静かに、しかし確かに、育んでいた。そして、そのバラは、もう、誰にも止められないほどに、咲き誇ろうとしていた。