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■ 悪夢の夜勤

雨が降りしきる夜だった。街灯の明かりも霞んで見えるような、重苦しい夜。私は、この「聖なる泉病院」の、あまりにも特殊な病棟に配属されてまだ一週間も経っていない新人ナース、佐倉 葵だった。

「佐倉さん、今日の夜勤は大変よ。特に、あの病棟はね。」

先輩ナースの山本さんが、心配そうに私に告げた。彼女が指差すのは、病院の奥まった一角にある、不気味なほど静かな病棟だった。その名も「特殊精神科病棟」。噂では、常人には理解できない、あるいは受け入れがたい症状を持つ患者たちが収容されているという。

「でも、佐倉さんなら大丈夫。真面目だし、きっと乗り越えられるわ。」

そう言って、山本さんは私の肩をポンと叩いた。その言葉に励まされつつも、私の胸には漠然とした不安が募るばかりだった。

夜勤が始まり、先輩ナースの指導を受けながら、私はその「特殊精神科病棟」へと足を踏み入れた。重厚な扉が開くと、ひんやりとした空気が私を包み込んだ。薬品の匂いと、どこか独特な、形容しがたい匂いが混ざり合っている。

「いらっしゃい、佐倉さん。」

病棟の責任者である、冷たい雰囲気の看護師長が私に話しかけた。彼女は、私の顔をじっと見つめ、どこか値踏みするような視線を送る。

「今日から、あなたはここで、実践的な研修を受けていただきます。」

その言葉に、私は身構えた。しかし、まさか、それがこのような屈辱的な研修になるとは、想像すらしていなかった。

最初の患者は、体格の良い男性だった。彼は、私を見るなり、ギラギラとした目で私を品定めし始めた。

「おい、新人ちゃんか？ いい体してるじゃないか。」

そう言って、彼は私のユニフォームに手を伸ばそうとする。私は慌てて身を引いた。

「患者様、失礼なことはおやめください。」

看護師長は、私の言葉を遮るように言った。

「佐倉さん、患者様のご機嫌を損ねてはいけません。それに、あなたもここでの研修を受ける身。まずは、患者様との信頼関係を築くことが大切です。」

そして、看護師長は、私に信じられない言葉を告げた。

「患者様の、身体検査を行ってください。ただし、ここでは、通常とは異なります。」

私は、その言葉の意味を理解するのに時間がかかった。しかし、看護師長の冷たい視線と、患者の不気味な笑みに、私は逆らえないことを悟った。

「まず、ユニフォームを脱いでください。」

看護師長の言葉に、私の体は凍りついた。

「え…？」

「聞こえなかったのですか？ 全裸になって、患者様の診察を受けていただきます。」

私の心臓は、激しく脈打っていた。羞恥心と、恐怖と、そして、この状況への絶望感。しかし、私は新人ナース。ここで反抗すれば、すぐにクビになるだろう。

意を決して、私はゆっくりとユニフォームのボタンを外していった。制服が肌から離れるたびに、冷たい空気が肌に触れ、鳥肌が立った。そして、ついに、私は全裸になってしまった。

患者は、私の姿を見て、ニヤニヤと笑った。その視線は、私の全身を舐めるように這い回る。私は、顔が熱くなるのを感じた。

「ほら、佐倉さん。患者様は、あなたの体を見たいのです。抵抗せず、素直になりなさい。」

看護師長は、まるで私を励ますかのように言ったが、その言葉は私をさらに追い詰めるだけだった。

患者は、私の体に触れてきた。その手は、冷たく、そして、ねっとりとしていた。私は、体中に鳥肌が立った。

「どこか、悪くないかい？」

患者は、私の胸を触りながら尋ねた。私は、ただ、うつむくことしかできなかった。

「大丈夫です…」

私の声は、震えていた。

「本当に？ もう少し、詳しく診てあげようか。」

患者は、私の体をさらに触り始めた。その手は、どんどん下へと向かっていく。私は、心の中で泣き叫んでいた。

「次は、ギョウチュウ検査です。」

看護師長は、冷ややかに言った。私は、その言葉に、さらに恐怖を感じた。

「ギョウチュウ検査…？」

「はい。患者様には、時々、お尻から異物を出す癖があるのです。そのため、定期的に検査が必要です。」

看護師長は、そう言って、大きな注射器のようなものを持ってきた。そして、患者にそれを手渡した。

「佐倉さん、患者様のお尻を、よく洗って、準備をしてください。」

私の体は、震えが止まらなかった。患者は、私の指示を待っている。私は、震える手で、患者の臀部を洗い始めた。

「さあ、佐倉さん、準備はできたか？」

患者は、私にそう話しかけ、そのまま、私に指示を始めた。

「ここを、もう少し、開いてごらん。」

私は、患者の指示に従い、臀部を開いた。そして、患者は、その注射器のようなものを、私の臀部に差し込んできた。

「い、痛い…！」

私は、思わず声を上げた。

「大丈夫、大丈夫。少し、我慢して。」

患者は、そう言いながら、その注射器のようなものを、私の臀部の奥へと、さらに深く差し込んできた。私は、息が詰まるような感覚に襲われた。

「もっと、奥まで、入れたいんだ。」

患者は、そう言って、さらに力を込めた。私の体は、限界を超えそうだった。

「くっ…！」

私は、全身に力が入り、吐きそうになった。

「よし、もうすぐだ。」

患者は、そう言って、その注射器のようなものを、急に引き抜いた。

「うわっ…！」

私は、思わず叫び声を上げた。

「ほら、出てきたぞ。」

患者は、そう言って、注射器のようなものから、大量の、何かが、出てきたのを見せてきた。それは、まるで、寄生虫のようなものだった。私は、虫唾が走るのを感じた。

「次はお前さんの番だよ、新人ちゃん。」

患者は、そう言って、私に、その注射器のようなものを手渡した。

「これを使って、俺を、綺麗にしてくれ。」

私は、その言葉に、身震いした。

「え…？」

「どうした？ できないのか？ それとも、俺に、もっと、気持ちよくさせてほしいのか？」

患者は、そう言って、私の顔を覗き込んできた。その顔は、まるで、獣のようだった。

「いや…そういうわけでは…」

「なら、やれ。俺のために、お前は、ここで、奉仕するんだ。」

私は、もう、断ることができなかった。看護師長も、何も言わない。私は、震える手で、その注射器のようなものを握った。

「どこを、洗ってほしい？」

患者は、そう言って、自分の下半身を、私に見せてきた。私は、その姿に、さらに羞恥心を覚えた。

「どこでもいい。お前が、綺麗だと思うところを、洗ってくれ。」

私は、患者の指示に従い、震える手で、患者の体に触れていった。その体は、異様なほど熱く、そして、ねっとりとしていた。

「さあ、もっと、丁寧に、洗ってくれ。」

患者は、そう言って、私の手を、自分の体に、さらに深く押し当ててきた。私は、もう、どこに触れているのか、分からなくなっていた。

「もっと、俺を、喜ばせてくれ。」

患者は、そう言って、私に、さらに、過激な指示を始めた。

「俺の、ペニスを、口で、洗ってくれ。」

私は、その言葉に、硬直した。

「いや…それは…」

「なんだ？ できないのか？ それとも、俺に、もっと、我慢させたいのか？」

患者は、そう言って、私の顔を、さらに近づけてきた。私は、もう、逃げ場がなかった。

「わかった…やります…」

私は、そう言って、震える手で、患者のペニスに触れた。

「いい子だ。さあ、もっと、激しく、してくれるか？」

患者は、そう言って、私に、さらに、恥ずかしい行為を求めてきた。

その夜、私は、悪夢のような研修を受けた。患者に、性的な奉仕をさせられ、屈辱にまみれた。私は、ただ、涙を流すことしかできなかった。

「佐倉さん、もう十分でしょう。今日の研修は、これで終わりです。」

看護師長は、そう言って、私に声をかけた。私は、もう、声も出なかった。

病棟を出て、私は、雨に濡れながら、ただ、立ち尽くしていた。私の心は、深い傷を負っていた。

「あの病院で、私は、何を見たのだろうか？」

私には、もう、分からなかった。ただ、あの夜の、屈辱と、絶望だけが、私の心に、深く、刻み込まれていた。

（この後、主人公がどのようにこの経験を乗り越えるのか、あるいは、さらに深い闇に沈んでいくのかは、読者の想像に委ねられます。）