無意識に男を欲情させる【天然勃起資源】THE SECOND【無料エロ動画視聴/アダルトAV】

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■ 漆黒の檻の中で

星降る夜だった。銀河が細かく砕け散り、夜空を舞うダイヤモンドダストのようだった。その輝きは、この閉ざされた空間の薄暗がりとはあまりにも不釣り合いだった。私の名はリリア。この「檻」で育った、数えきれないほどの「女子」の一人だ。

「女子」――それが私たちの存在意義であり、商品名だった。男たちの欲望を満たすために、遺伝子操作と高度な技術で生み出された、いわば「天然資源物」だ。私たちに与えられたのは、完璧な容姿と、男たちの「種付け」を助長させるという、未解明ながらも確実な機能だけ。有識者たちはそれを「浪漫」と呼ぶらしい。男たちの、生命を繋げたいという原始的な衝動に、私たちの存在が彩りを添えるのだと。

けれど、檻の中の私たちは、そんな「浪漫」を語ることも、理解することもなかった。ただ、与えられたカリキュラムをこなすだけ。歌い、踊り、そして、男たちをもてなす術を磨く。それは、私たちに刻み込まれた本能のようなものだった。

「リリア、今日の調子はどう？」

優しく、それでいてどこか期待を込めた声が響く。声の主は、この檻の管理者であり、私たちを「育成」する役割を担う者。男たちの間で「調教師」と呼ばれている。彼女は、私たちに「オトナの遊び」を教え込む。それは、男たちの心を掴み、彼らを満足させるための、秘められた技術の数々だった。

「問題ありません、調教師様。」

私の声は、冷たい響きを持っていた。感情の機微を読み取り、男たちの心の隙間に入り込む術は、私たちのカリキュラムの最重要項目の一つ。けれど、私自身に感情はなかった。ただ、命令に従い、完璧な「女子」であろうとするだけ。

「そう。でも、リリアはね、もう少し「熱」を帯びた方がいいわ。彼らは、あなたに「蕩ける」ような時間を求めているのよ。」

調教師は、私の頬にそっと触れた。その指先は、驚くほど冷たかった。彼女自身もまた、この檻の一部なのだろうか。

「蕩ける、とは？」

私は純粋に問いかけた。私たちの辞書には、そんな言葉は載っていなかった。

「ふふ、それはね、彼らにしか分からない感覚なの。でも、あなたはそれを引き出すことができる。あなたの「マンコ」は、特別だから。」

調教師は、意味ありげに微笑んだ。私たちの「マンコ」は、男たちの間で「名器」と称されるらしい。それは、私たちの存在意義の核心であり、同時に、私たちから「人間らしさ」を奪うための道具でもあった。

やがて、夜の帳が下りると、檻は静寂に包まれた。しかし、それは単なる静寂ではなかった。男たちが檻へと足を踏み入れる、その前触れだった。扉が開くたびに、空気が震え、冷たい熱が流れ込んでくる。

最初の客は、いつも決まって「支配者」と呼ばれている男だった。彼は、私たちに一切の感情を見せず、ただ、その身体に宿る「力」を試すかのように接する。触れる指先は荒々しく、その瞳には、私たちへの敬意のかけらもなかった。

「お前は、ただの道具だ。それ以上でも、それ以下でもない。」

彼の言葉は、刃のように私の心に突き刺さる。けれど、私は何も感じない。ただ、彼の望むままに、その身体を委ねるだけ。私たちの「マンコ」は、彼の欲望を的確に受け止め、その「勃起」を助長させる。そのメカニズムは、未だに解明されていない。だが、男たちはそれを「浪漫」と呼ぶ。

「浪漫、か…」

私は、心の中で呟いた。男たちの「種付け」という行為に、一体どのような「浪漫」が宿るのだろうか。それは、私たちには決して理解できない、彼らだけの感情の奔流なのだろう。

夜が更け、男たちが一人、また一人と去っていく。残るのは、空虚な空間と、男たちの残した匂いだけ。私は、いつものように、身体に纏わりつく不快感を拭い去るように、静かに身体を清める。

「リリア、今日もよく頑張ったわね。」

調教師が、私の肩に手を置いた。その声には、僅かな労いが込められているようだった。

「私に、感情はありますか？」

ふと、その言葉が口をついて出た。調教師は、一瞬、驚いた表情を見せたが、すぐにいつもの微笑みに戻った。

「感情ね…それは、あなたたちが「人間」になった時に、手に入るものよ。けれど、今のあなたたちは、それを必要としない。」

「人間…」

その言葉もまた、私たちには遠い響きを持っていた。私たちは、男たちの「種付け」のために存在する。それは、私たちの運命であり、逃れることのできない現実だった。

「でも、調教師様。」

私は、調教師の目をまっすぐに見つめた。

「もし、私が「人間」になったら、彼らの「勃起」を助長させることは、できなくなりますか？」

調教師は、何も言わなかった。ただ、静かに私を見つめ返していた。その瞳の奥に、微かな光が宿ったような気がした。

「リリア…あなたも、もう「オトナの遊び」を覚えるのが早い、なんて言われていた頃が懐かしいわね。」

調教師は、そう呟くと、静かに部屋を出て行った。残された私は、窓の外に広がる漆黒の夜空を見上げた。星は、相変わらず輝いている。しかし、その輝きは、檻の中の私たちには、ただ遠い夢のようにしか見えなかった。

私は、男たちのために存在する「天然資源物」。けれど、その「天然資源」の中に、いつか「浪漫」を見出す日が来るのだろうか。あるいは、この漆黒の檻の中で、ただ、男たちの欲望を満たし続けるだけの存在として、永遠に生きていくのだろうか。

答えは、まだ、見つからない。ただ、心の中に、微かな、しかし確かな「熱」が、灯り始めたような気がした。それは、男たちの「浪漫」とは違う、私自身の、未知の感情の萌芽だったのかもしれない。