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## 偽りの安息

### 第一話：訪問ドクターの甘い囁き

青葉の匂いが濃くなった五月。私は、父の家の二階の部屋で、窓の外をぼんやりと眺めていた。都会の喧騒から逃れ、静寂だけが支配するこの場所で、鬱病の治療に専念していた。夫とは、別居という形をとっていた。彼の言葉が、彼の視線が、私を壊していった。

「今までいろんな事、我慢して来たんでしょう！もっと自分に素直になって」

定期的に訪れる訪問ドクター、佐々木先生の言葉が、心地よく響いた。彼はいつも、私の心に寄り添い、優しく語りかけてくれた。私の抱える苦しみ、孤独、そして夫への不信感を、すべて理解してくれるかのようだった。

「先生、ダメです！もうこれ以上は…」

ある日、先生は私の肩にそっと手を置いた。その手は温かく、私の凍てついた心を溶かすようだった。そして、私の唇に、ゆっくりと触れてきた。抵抗したかった。しかし、私の体は、まるで意思を持たないかのように、先生の熱に呼応した。

「あーっ、恥ずかしいー…」

先生の指が、私の体を優しく、しかし大胆に探っていく。初めての経験に、戸惑いと羞恥心で体が震えた。しかし、その震えは、嫌悪ではなく、抗えない欲望へと変わっていった。

「先生のおチンポ舐めたいです！」

自分でも驚くほど、大胆な言葉が口から飛び出した。先生は、そんな私を優しく抱きしめた。彼の腕の中で、私は、今まで抑えつけてきた欲求不満を解放していく。熟女へと変貌していく自分に、驚きと快感を感じていた。

先生は、私に離婚を勧めてきた。夫との関係を断ち切ることが、私の本当の幸せに繋がるのだと。私は、先生の言葉に導かれるように、夫との離婚を決意した。

### 第二話：家政婦として雇われて

転職し、心機一転、家政婦の仕事に就いた。新しい生活を始めようと、必死だった。しかし、運命とは皮肉なものだ。雇い主の浅野さんは、私が前の仕事で抱えていた問題や、家政婦になった理由まで、すべて知っていた。

「旦那さんとは、今別居中なんだよね？」

浅野さんの言葉に、私は息を呑んだ。彼は、私の秘密を知っていた。

「主人の浮気が原因なんですけど…」

思わず、弱音を吐いてしまった。浅野さんは、私の話に耳を傾け、優しく頷いた。

「今より倍以上の金を払ったら、この体を好きにさせてくれないか」

突然の、あまりにも大胆な提案。私は、顔を赤くして、浅野さんの言葉を拒んだ。

「私の体を！そんなことできません、いやっやめて…」

しかし、私の体は、浅野さんの言葉に敏感に反応していた。彼の熱っぽい視線、低く響く声。私は、抵抗しようとすればするほど、彼の誘惑に溺れていく自分を感じていた。

「アンタのオマンコが見たいんだ」

浅野さんの、欲望に満ちた言葉が、私の耳に突き刺さる。嫌がる私を、彼は優しく、しかし力強く抱きしめた。私の抵抗は、もはや意味をなさなかった。体の奥底から湧き上がる熱に、私は身を任せるしかなかった。

浅野さんの指が、私の体を舐め尽くす。羞恥心と快感が入り混じり、私は喘ぎ声を漏らした。私の体は、彼にすべてを委ねる準備ができていた。

しかし、その時、私の頭の中に、佐々木先生の顔が浮かんだ。彼は、私に離婚を勧めてきた。そして、今、私は、浅野さんの腕の中にいた。

二人の男。彼らは、私をどこへ導こうとしているのだろうか。私は、自分の意思とは裏腹に、彼らの欲望に身を任せてしまうのだろうか。

窓の外は、いつの間にか夜の帳が下りていた。暗闇の中に、私は一人、途方に暮れていた。