美麗熟女 祥子さん（50歳）【無料エロ動画視聴/アダルトAV】

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■ 薔薇の香りと歪んだ真実

夕暮れ時、茜色に染まる空の下、由紀はインターホン越しに聞こえてくる陽気な声に、小さくため息をついた。夫、健一の後輩だという。夫は今日、急な出張で不在。一人でいるところへ、よりによって健一の顔見知りである男性を家にあげるのは、あまりにも不用心だと頭ではわかっていた。けれど、健一が「うちの由紀ちゃんに、ちょっとだけ会っておきたいって言ってたんだ。何かあったら困るし」と、いたずらっぽく笑いながら念を押していた言葉が、背中をそっと押した。

「どうぞ、おあがりください」

ドアを開けると、そこに立っていたのは、予想以上に爽やかで、どこか人を惹きつける雰囲気を持った男だった。細身で背が高く、整った顔立ちに、きらきらと輝く瞳。彼こそが、健一の会社の営業マン、神崎だと名乗った。

「初めまして、神崎と申します。健一さんにはいつもお世話になっておりまして、一度奥様にもご挨拶をと思って、図々しくもお邪魔させていただきました」

丁寧な言葉遣いと、相手を安心させるような笑顔。名刺を差し出されたが、その表面には「ビューティーライフ・コーポレーション」とだけ書かれており、どこか掴みどころのない会社名だった。

「いえ、とんでもないです。神崎さん、どうぞおあがりください。お茶でもお出しします」

由紀は、少し緊張しながらも、招き入れた。リビングに通され、神崎はソファに腰を下ろすと、部屋の中を興味深そうに見渡した。

「素敵なリビングですね。奥様のお人柄が表れているようです。奥様は、普段から美容にはご興味がおありですか？」

唐突な質問だったが、由紀は思わず「そうですね、年相応には…」と答えてしまう。元々、美容に無関心ではなかった。結婚してから、日々の家事や健一の世話に追われ、自分のことは後回しになりがちだったが、鏡を見るたびに、肌のハリや潤いが失われていくのを感じては、漠然とした不安を抱えていた。

神崎は、由紀の返答を注意深く聞きながら、さらに踏み込んだ。

「お顔色も、とてもお綺麗ですが、もっと内側から輝きを放つような、そんな美容法にご興味はありませんか？」

彼の言葉は、まるで熟練の営業マンが顧客のニーズを的確に突くような、巧みなものだった。由紀は、彼の言葉の響きに、ほんの少しだけ心が踊るのを感じた。

「内側から…ですか？」

「はい。私は、ある特別な美容ドリンクを取り扱っているのですが、これが本当に素晴らしいんです。化学的なものではなく、自然の恵みを凝縮した、まるで若返りの秘薬のようなものですよ」

神崎は、そう言いながら、どこからか小さなガラス瓶を取り出した。中には、琥珀色の液体が入っており、微かに薔薇のような甘い香りが漂ってきた。

「これは、世界中から厳選した薔薇の花びらと、高麗人参、そして秘伝のハーブをブレンドした、特別なドリンクです。これを毎日一杯飲むだけで、お肌はもちろん、内臓の働きも活発になり、全身から溢れ出るような美しさを手に入れることができるんです」

彼は、まるで魔法の薬を語るように、瞳を輝かせて説明した。由紀は、その話に引き込まれ、疑うこともせず、そのドリンクの魅力に心を奪われそうになった。

「そんなに効果があるのですか？」

「ええ。実際に、私の知っている方々も、これを飲むようになってから、まるで別人のように若返りました。年齢を感じさせない、艶やかな肌、そして、内面から湧き上がるような生命力。まさに、女性の魅力を最大限に引き出すための、究極の美容法です」

神崎は、由紀の顔をじっと見つめ、微笑んだ。その微笑みは、まるで由紀の心の内を見透かしているかのようだった。

「健一さんも、奥様がもっと輝かれることを、きっと望んでいるはずですよ。このドリンクを飲んで、さらに美しくなられたら、健一さんもきっと喜ばれるでしょう」

夫の名前が出されたことで、由紀の迷いはさらに揺らいだ。夫のため、という理由があれば、少しばかり怪しいものに手を出しても、許されるような気がした。それに、何よりも、神崎の言葉が、日頃から抱えていた「このまま年老いていくのだろうか」という漠然とした不安を、鮮やかに払拭してくれるような気がしたのだ。

「あの…これは、いくらくらいするのですか？」

由紀が、恐る恐る尋ねると、神崎は少し間を置いてから、しかし、自信に満ちた声で答えた。

「一瓶、〇〇万円です」

その値段に、由紀は息を呑んだ。予想を遥かに超える金額だった。けれど、神崎は、由紀の動揺を見抜いたように、さらに言葉を続けた。

「もちろん、この価格は、それだけの価値があるからです。ですが、今日、奥様にご紹介させていただいた記念として、特別に、半額でお譲りしましょう。さらに、このドリンクに合う、特製のハーブティーも、プレゼントさせていただきます」

半額。プレゼント。その言葉が、由紀の理性をさらに麻痺させた。これだけの価値があり、しかも半額で手に入る。さらに、特製ハーブティーまで付いてくる。これは、まさに「今」買わなければ損だ、という衝動に駆られた。

「…わかりました。お願いします」

由紀は、ほとんど無意識のうちに、そう答えていた。神崎は、満足そうに微笑むと、すぐにそのガラス瓶と、美しい装丁のハーブティーの箱を、由紀に手渡した。

「ありがとうございます。きっと、奥様の期待以上のおผล（結果）が出ますよ。毎日、睡る前に一杯、ゆっくりと味わってください」

神崎は、そう言い残すと、軽やかに立ち上がり、帰っていった。

一人残されたリビングは、急に静寂に包まれた。手元には、琥珀色のドリンクと、薔薇の香りを微かに放つハーブティー。そして、先ほどの神崎の言葉が、まだ耳の奥で響いている。

「本当に、これで私、綺麗になれるのかな…」

由紀は、ガラス瓶を手に取り、窓の外に広がる茜色の空を見上げた。その空の色が、どこか不気味なほどに鮮やかに見えた。

その夜、由紀は、神崎に勧められた通り、睡る前にその美容ドリンクを一口飲んだ。薔薇の甘い香りと、ほのかに苦みのある独特の風味が口の中に広がる。身体がじんわりと温かくなるような、不思議な感覚。

翌朝、由紀は鏡を見て、少しだけ驚いた。肌に、いつもよりハリがあるような気がしたのだ。気のせいかもしれない。でも、でも、もしかしたら…という期待が、胸に膨らんだ。

その日から、由紀は毎日、その美容ドリンクを飲むようになった。そして、神崎が約束した通り、一週間も経たないうちに、彼女の肌は目に見えて変わっていった。肌のきめが細かくなり、くすみが消え、透明感が増した。まるで、時間が逆行していくかのようだった。

「由紀ちゃん、顔色、すごくいいね！何か、新しい化粧品でも使ってるの？」

健一が、出張から帰ってきて、最初に言った言葉だった。由紀は、心の中で、神崎の言葉が正しかったのだと確信した。

「ううん、ちょっと、特別なものを飲んでるだけ」

由紀は、得意げに微笑んだ。

それからも、由紀は美容ドリンクを飲み続けた。彼女の美しさは、日増しに増していった。同年代の友人たちからは、「どうやってそんなに綺麗でいられるの？」と羨ましがられ、近所の人たちからも、「あの奥さん、いつまでも綺麗ね」と囁かれるようになった。

しかし、その美しさに、どこか不自然な輝きが宿り始めていることには、由紀自身、気づいていなかった。頬は、以前より紅潮しすぎているように見え、瞳は、どこか虚ろな光を宿すようになっていた。

ある日、健一が、由紀の部屋で、美容ドリンクの空き瓶を見つけた。

「これ、何？高そうなのに」

健一は、瓶を手に取り、首を傾げた。由紀は、慌てて、

「あ、それはね、神崎さんっていう、健一さんの後輩がくれたの。すごく良いものらしいんだ」

と、ごまかした。健一は、彼女の言葉に、何か引っかかるものを感じたが、由紀のあまりの美しさに、それを口にすることはできなかった。

数週間後、由紀は、以前にも増して、妖艶な輝きを放っていた。しかし、その美しさの裏側で、彼女の身体には、異変が起こり始めていた。眠りが浅くなり、食欲も減退した。そして、時折、幻覚を見るようになった。薔薇の香りが、部屋中に充満し、どこからか、囁くような声が聞こえてくる。

「もっと、もっと美しく…」

ある晩、由紀は、いつものように美容ドリンクを飲もうとした。しかし、その琥珀色の液体が、まるで血のように見えた。そして、グラスを口に運ぼうとした瞬間、部屋の明かりが、一瞬、消えた。

暗闇の中、由紀は、あの神崎の笑顔を思い出した。あの、人を惹きつける、しかし、どこか冷たい、あの笑顔を。

「…あの人、何だったんだろう…」

由紀の頭の中に、突然、健一が以前話していた、ある都市伝説がよぎった。ある美容業界のカリスマ営業マンが、顧客を騙し、若返りの薬と称して、人を狂わせるような怪しいドリンクを売りさばいていたという話。その男は、顧客の若さと美しさを奪い、代わりに、その魂を蝕んでいくのだと。

恐怖が、由紀の全身を駆け巡った。

「…私、騙された…？」

由紀は、震える手で、グラスを床に叩きつけた。琥珀色の液体が飛び散り、部屋中に薔薇の香りが、一層濃く漂った。

その時、インターホンの音が鳴り響いた。

「由紀さん、大丈夫ですか？お電話しても、出られなかったので…」

それは、健一の声だった。由紀は、必死で立ち上がり、ドアを開けようとした。しかし、身体は、もう思うように動かなかった。

ドアの向こうから、健一の心配そうな声が聞こえてくる。その声を聞きながら、由紀は、目の前が、ますます暗くなっていくのを感じた。薔薇の香りが、彼女の意識を、ゆっくりと、しかし確実に、奪い去っていった。

彼女の美しさは、もはや、内側から溢れる輝きではなかった。それは、薔薇の毒に侵された、歪んだ真実だった。そして、その真実は、彼女を、永遠の眠りへと誘っていくかのように、静かに、しかし、容赦なく、彼女を包み込んでいった。