【無料エロ動画】バディ完全生撮りエロ面接 前澤隆一編【アダルトAV】

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隆一はカメラのレンズを睨みつけた。レンズの向こうには、男が一人。三十代半ばだろうか、整った顔立ちだが、どこか陰のある、薄笑いを浮かべた男だった。隆一は男に興味がない。というか、全くない。男も女も、興味の対象は「人」ではなく「物」に近い。必要があれば利用するし、不要になれば捨てる。それだけだ。

今回の仕事もまさにそれだ。大学時代の友人に頼まれ、顔出しNGのAV撮影を引き受けた。金が必要だった。奨学金の返済に追われ、バイト代だけでは到底足りない。プライドは、金に比べれば軽かった。

「緊張してる？」

男の声が、隆一の思考を中断させた。男は監督、あるいはプロデューサーといった立場の人間らしい。隆一は男をちらりと見て、無言で首を横に振った。緊張などしていない。むしろ、早く終わらせて金を受け取りたい一心だ。

撮影は始まった。最初は簡単なカットから。隆一の鍛え上げられた身体を、様々な角度からカメラが捉える。隆一は、まるで彫刻のように無表情で、指示されたポーズをこなしていく。体育会系の経験が役に立っている。どんなに疲れていても、決して表情を変えず、完璧な体勢を維持する。

「もっと…感情を出してくれよ」

監督は、隆一の反応に少し不満げだった。隆一は眉をひそめた。感情？そんなものは、この仕事には必要ない。必要なのは、完璧な肉体と、割り切った態度だけだ。

「感情なんて、売るもんじゃない」

隆一はそう呟いた。自分の心の声、本心だ。監督は一瞬言葉を失ったが、すぐにいつもの薄笑いを浮かべて続けた。

「そうだな。だが、リアルさを求めるクライアントもいるんだ。君の…素の部分を、見せてくれ」

隆一の心には、少しの苛立ちが湧いた。素の部分？そんなものを見せるつもりはない。しかし、金は必要だ。隆一は深呼吸をして、監督の指示に従うことにした。

撮影は夜遅くまで続いた。隆一は様々なシチュエーションをこなした。最初は抵抗もあったが、次第に慣れてきた。身体は正直だった。男の触れ合い、男の体温、男の行為…それらは、隆一の身体を興奮させ、性的な反応を引き起こした。

驚くべきことに、隆一は勃起していた。男の舌が、自身の性器を舐める。本来ならば、嫌悪感や拒絶反応を示すべき行為のはずだが、隆一はそれを感じなかった。いや、正確には感じたとしても、それは金銭的な報酬への満足感や、仕事が完了に向かうという安心感に、簡単に打ち消されたのだ。

「…気持ちいいか？」

監督の声が、隆一の耳に届いた。隆一は何も答えなかった。気持ちいいか？どうだろう。この気持ちは、快楽なのか、それとも単なる生理的な反応なのか。自分自身でも、よく分からなかった。

撮影は終わった。隆一は報酬を受け取り、その場を後にした。帰りの電車の中で、隆一は自分の行為を振り返った。男と性的な行為をした。それは事実だ。しかし、隆一はそれについて、特に何も感じていなかった。感情の波は、まるで静止した水面のように穏やかだった。

隆一は、自分が本当にノンケなのか、疑問を感じ始めた。それとも、単に「興味がない」だけで、性的な行為自体には抵抗がないだけなのか。それとも、金という欲求が、全ての感情を凌駕してしまったのか。

隆一は、答えを見つけることができなかった。そして、おそらく、これからも見つけることはできないだろう。ただ、一つだけ確かなことは、次の仕事があれば、また同じことをするだろう、ということだった。金が必要だから。それだけだ。

隆一の生活は、金銭という欲求と、その欲求を満たすための行動によって、淡々と繰り返されていく。感情の波は静止したまま、隆一の心は、深い闇の中に沈んでいく。その闇の中で、隆一は、自分の存在意義を探し続けるだろう。その答えが、見つかるときが来るのだろうか。それとも、永遠に闇の中に迷い続けるのだろうか。隆一自身も、その答えは知らない。そして、知る必要もないのかもしれない。金さえあれば、それで十分なのだから。