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## 檻の中の獣

夕暮れの空が、鉄格子越しに血染めのようだった。  二十歳そこそこの青年、翔太はアスファルトに置かれた折りたたみ椅子に腰掛けて、無表情で空を見上げていた。  彼の体格は立派だった。  鍛え上げたような筋肉が、薄汚れた作業着の下で盛り上がり、その力強さは囚われの身であることを忘れさせるほどだった。  しかし、その目には、抗えない疲労と、底知れぬ絶望が潜んでいた。

数日前、翔太はいつものように仲間と喧嘩をしていた。  喧嘩が日常茶飯事だった彼にとって、大した騒ぎではなかった。  しかし、相手は、彼らが想像をはるかに超える勢力だった。  気が付いた時には、拘束され、この薄暗い倉庫に監禁されていた。

ここでの日々は、想像を絶する苦痛だった。  食事は粗末で、睡眠は満足に取れない。  しかし、それよりも彼を苦しめていたのは、毎晩繰り返される、屈辱的な行為だった。

最初は、抵抗した。  力ずくで振り払おうとしたが、相手は複数で、彼の力など容易くねじ伏せられた。  抵抗すればするほど、暴力はエスカレートし、身体は悲鳴を上げた。  やがて、翔太は抵抗することを諦めた。  彼の身体は、彼自身の意志とは裏腹に、快楽を求め始めたのだ。

毎晩、目隠しをされ、身体を弄ばれる。  最初は拒絶反応を示していた身体も、次第に、その感覚に慣れていった。  男の手が、彼の体をくまなく触れていく。  硬くなった筋肉、滑らかな肌、そして、徐々に昂っていく性器。  その感覚は、想像をはるかに超える快楽だった。  翔太は、抵抗する力さえ失い、体をくねらせ、うめき声を漏らした。

ある晩、目隠しを外された。  弄ぶ相手は、予想外の男だった。  仲間と喧嘩した相手ではなく、背が高く、彫りの深い顔をした、奇妙に冷静な男だった。  翔太は驚き、そして、一瞬の嫌悪感を感じた。  しかし、その嫌悪感は、すぐに別の感情に塗り替えられていった。

男の目は、冷たく、かつ、情熱に満ちていた。  その眼差しは、翔太の裸の身体をくまなく見つめ、彼の内面を透視するかのようだった。  翔太は、男の行動に抵抗しようとしたが、彼の体は既に、男の支配下に置かれていた。  男の手が、再び、彼の身体を弄び始めた。  それは、これまで経験したことのない、激しい快感だった。

男は、翔太の身体を巧みに操り、快楽の頂点へと導いていった。  翔太の体は、男の手の動きに合わせて、本能的に反応した。  そして、ついに、ギンギンのチンポから濃いザーメンがドロッと発射された。  それは、激しい快楽の爆発であり、同時に、屈辱の涙だった。

射精後も、男の行為は続いた。  男は執拗に翔太の亀頭を弄り、彼は悶え苦しみながらも、どこか苦笑いのような表情を浮かべた。  身体は快楽に満たされていたが、心は、深い闇に沈んでいった。  彼は、自分自身の性癖に、恐怖と戸惑いを覚えた。  男の支配下にある自分が、男の行為を受け入れている自分に。

彼は、自由を奪われ、肉体と精神を支配されていた。  しかし、同時に、彼は、今まで経験したことのない、強烈な快楽を知った。  その快楽は、彼の心を蝕み、彼をこの檻の中に、深く縛りつけていった。  夕暮れの鉄格子は、彼の運命を、静かに見守っていた。  そして、翔太は、明日もまた、この男に、自分の身体を捧げることになるだろうと、薄暗い倉庫の中で、静かに息を吸い込んだ。  その瞳には、もはや、抵抗の意思は見当たらなかった。  残っていたのは、ただ、抗えない欲望と、深い絶望だけだった。