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## 東京ベイサイド・ミッドナイト

ネオンが水面を染め上げるお台場。週末の夜は、きらびやかな高層ビルを背景に、欲望と期待が入り混じった空気が漂っていた。

「さあ、いくぞ、ケン！」

俺、タクヤは、相棒のケンを軽く叩き、気合を入れた。今夜のターゲットは、お台場・豊洲エリアに潜む「セレブ妻」。噂によれば、普段は優雅な生活を送る彼女たちも、心の奥底には満たされない何かを抱えているらしい。それを解放してあげるのが、俺たちのミッションだ。

ケンは、モデルのようなルックスを持つ男。その甘いマスクと巧みな話術で、これまで数々の女性を虜にしてきた。一方、俺はというと、どちらかと言えば強引なタイプ。ストレートな物言いで、相手の心の壁を打ち破ることを得意としている。

「セレブ妻って言っても、どうせガード固いんじゃないの？」

ケンが少し不安げに言う。

「心配すんな。経験値が低いからこそ、逆に隙があるんだよ。それに、俺たちのテクニックがあれば、どんな女でもイチコロさ」

自信満々に答える俺。今夜のために、綿密な計画を立ててきた。まずは、豊洲の高級レストラン街を物色。洗練された雰囲気の中で、一人で食事をしている女性を探す。そして、さりげなく近づき、会話を始める。重要なのは、相手の警戒心を解き、心の奥底にある欲望を刺激することだ。

最初に目をつけたのは、白いワンピースを着た美しい女性だった。控えめな笑顔が、どこか寂しげだ。

「こんばんは。素敵なレストランですね。もしよければ、少しお話でもしませんか？」

俺は、いつものように声をかけた。女性は少し戸惑った様子だったが、すぐに笑顔で答えた。

「ありがとうございます。でも、一人でゆっくり過ごしたくて…」

「一人もいいけど、たまには刺激的な夜も悪くないですよ。それに、あなたのような美しい女性が一人でいるのは、もったいない」

少し強引な口調で、畳み掛ける。女性は顔を赤らめ、目をそらした。

「そんな…」

「遠慮しなくていいんです。僕たちは、あなたを幸せにしたいだけなんです」

そう言って、俺は女性の手を取った。その瞬間、彼女の身体が震えた。

「ダメ…こんなこと…」

「大丈夫。誰も見てませんよ。それに、あなたは本当は、心の奥底で求めているはずです」

俺は、女性の耳元で囁いた。彼女は、抵抗するのをやめ、俺の腕の中に身を委ねた。

一方、ケンはというと、お台場の夜景が見えるバーで、別の女性を口説いていた。相手は、派手なドレスを着た、いかにもセレブ妻という感じの女性。

「こんな素敵な夜景を見ながら、一人で飲んでいるなんて、もったいないですよ。よかったら、僕がお相手しましょうか？」

ケンは、甘い声で女性に話しかけた。女性は、興味深そうにケンを見つめた。

「あら、あなた、なかなかハンサムじゃない。でも、私、もう夫がいるのよ」

「結婚しているからって、楽しんじゃいけないわけじゃないでしょう？それに、もしかしたら、旦那さんにはない魅力を、僕が見つけてあげられるかもしれませんよ」

ケンは、巧みな話術で女性を誘惑した。女性は、最初は戸惑っていたが、ケンの甘い言葉に、次第に心を許していく。

「あなたって、本当に罪な男ね」

「それは、あなたがあまりにも魅力的すぎるからですよ」

ケンは、女性の頬に手を添え、優しくキスをした。女性は、抵抗することなく、ケンのキスを受け入れた。

こうして、俺とケンは、それぞれターゲットの女性を、ホテルへと連れ込んだ。

ホテルの部屋に入ると、女性たちは、さっきまでの淑やかさをかなぐり捨て、まるで別人のように大胆になった。普段は抑圧されていた欲望が、一気に爆発したのだ。

俺は、女性をベッドに押し倒し、激しくキスをした。彼女は、喘ぎ声を上げながら、俺の身体を求めてきた。

ケンも、女性を抱きしめ、情熱的なキスを交わした。女性は、ケンの腕の中で、恍惚とした表情を浮かべていた。

その夜、俺たちは、セレブ妻たちの欲望を、思う存分満たしてあげた。彼女たちは、まるで少女のように無邪気に笑い、俺たちに感謝の言葉を述べた。

朝、ホテルを後にする時、俺は、女性にこう言った。

「また、会えますか？」

女性は、少し寂しそうな表情で、答えた。

「それは…どうかしら。でも、今夜のことは、決して忘れないわ」

俺は、女性の頬にキスをし、ホテルを後にした。

「どうだった、ケン？釣果は？」

「最高だったぜ。あんなにイイ女、久しぶりだったよ」

「だろ？やっぱり、セレブ妻は最高だな」

俺たちは、満足げに笑い合った。

お台場の朝は、今日もまた、爽やかな風が吹いていた。しかし、昨夜の熱狂は、確かにそこに残っていた。そして、俺たちは、また新たな欲望を求めて、東京の街へと繰り出していくのだ。

（この小説はフィクションであり、登場する人物・団体名等はすべて架空のものです。また、性的描写を含みますが、性行為を推奨するものではありません。）