【無料エロ動画】本気になるおばさん。11【アダルトAV】

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## 熟成された甘い蜜

太陽が傾き始め、オフィスの蛍光灯が一段と存在感を増す時間帯。藤木は、デスクに山積みにされた契約書にため息をついていた。41歳。生命保険の営業として、この業界で10年以上を渡り歩いてきた。華やかさは失われ、現実的な数字と向き合う毎日に、時折虚しさを覚えることもあった。

「藤木さん、お疲れ様です！」

元気な声に顔を上げると、そこには入社3年目の森さんが立っていた。20代後半。若々しい顔立ちに、どこか人を惹きつける愛嬌がある。彼の担当エリアは、藤木が長年培ってきた顧客層と被る部分も多く、最近では同行営業を組むことも増えていた。

「森君、お疲れ。今日も遅くまで大変だったね。」

藤木は、いつものように穏やかな口調で返した。森は、藤木の先輩として、そして女性としても、尊敬できる存在だった。仕事ぶりは真面目で、顧客からの信頼も厚い。そして何より、藤木は森の持つ、独特の落ち着いた魅力に惹かれていた。それは、若さだけでは決して出せない、成熟した女性の持つ色香だった。

「いえいえ、藤木さんがいつも頼りにしてくださるので、頑張れます！」

森は、藤木のデスクに近づき、にこやかに言った。その屈託のない笑顔に、藤木は少しだけ胸の奥が温かくなるのを感じた。

「ところで、藤木さん。今日、この後お時間ありますか？」

森の唐突な問いに、藤木は少し戸惑った。

「え？どうしたんだい？」

「実は、息子が一人暮らしを始めることになりまして、その準備で色々情報を集めているんです。藤木さんは、息子さんがいらっしゃいますよね？何かアドバイスをいただけたらと思って。」

森の息子は、大学進学を機に家を出るらしい。藤木にも、同じように巣立っていった子供がいる。その話は、藤木にとっても、どこか他人事とは思えないものがあった。

「そうか、そうなんだ。それは、おめでとうというか、寂しいな。でも、もちろんいいとも。僕でよければ、いつでも。」

藤木は、森の申し出を快く受け入れた。森と話していると、不思議と心が軽くなる。仕事の悩みも、年齢の焦りも、一瞬だけ遠ざかるような気がした。

「ありがとうございます！では、私の家で、少しお話でもしながら、どうでしょう？うち、そんなに散らかってないので、大丈夫です。」

森は、期待に満ちた瞳で藤木を見つめた。その瞳に、藤木は抗うことができなかった。

「わかった。じゃあ、ちょっとだけ顔を出させてもらうよ。」

森の自宅は、都心から少し離れた、閑静な住宅街にあった。築年数は経っているものの、手入れの行き届いた庭が、彼女の几帳面さを物語っていた。

「どうぞ、上がってください。」

森は、藤木を招き入れた。玄関には、季節の花が生けられており、部屋の中は、ほのかにラベンダーの香りが漂っていた。藤木は、彼女のセンスの良さに感心しながら、リビングに通された。

「お茶でもどうぞ。コーヒー、紅茶、どちらがいいですか？」

「じゃあ、紅茶をお願いしようかな。」

藤木は、ソファに腰を下ろした。ふかふかのソファに身を沈めると、疲労感がどっと押し寄せてきた。森は、テキパキとキッチンへ向かい、紅茶を淹れてくれた。

「息子さんの話、聞かせてもらえるかな？」

藤木が、そう切り出すと、森は嬉しそうに頷き、息子との思い出を語り始めた。一人暮らしへの不安、それでも成長していく息子への期待。その話を聞きながら、藤木は、森という女性の、母親としての顔に触れた。それは、営業としての彼女とはまた違う、温かく、そして母性にあふれた表情だった。

「森さんは、本当に息子さんのことを大切にされているんですね。」

藤木は、素直な感想を口にした。森は、少し照れたように微笑む。

「ええ、もう、この歳になると、子供が巣立っていくのは、嬉しいような、寂しいような、複雑な気持ちですね。」

その言葉に、藤木は共感した。自分も、子供たちが巣立っていった時の、あの虚無感をよく覚えている。

「でも、元気な姿を見せてくれるのが一番ですよね。」

「ええ、そうですね。」

二人の会話は、徐々に仕事や日々の出来事へと移っていった。森は、相変わらず仕事熱心で、新しい顧客開拓に力を入れていること。藤木は、最近の市場の動向について、森にアドバイスを求めた。

「藤木さん、いつも的確なアドバイスありがとうございます。本当に助かっています。」

森は、藤木の目を見つめながら、感謝の言葉を述べた。その真剣な眼差しに、藤木は、自分が森にとって、頼れる先輩であり、信頼できる存在なのだということを実感した。

「いやいや、僕も君から学ぶことは多いよ。」

藤木は、謙遜しながらも、内心では、森に頼りにされていることを誇りに思っていた。

「ところで、森さん。この後、予定はありますか？」

藤木は、不意にそう尋ねた。森は、少し驚いた顔をしたが、すぐに微笑んで答えた。

「いいえ、特に何も。藤木さんは？」

「僕も、特にないよ。もしよかったら、もう少し、お話でもしませんか？」

藤木の言葉に、森の顔に、ほんのりと赤みが差した。

「…はい、喜んで。」

二人の距離が、ぐっと縮まった。リビングの照明が、少しだけ暗くなった。森が、藤木のために、さらに上質な紅茶を淹れてくれる。その間、二人の間には、心地よい沈黙が流れていた。

藤木は、森の横顔を見つめた。40代前半とは思えない、滑らかな肌。歳を重ねるごとに、深みを増す魅力。それは、若さの輝きとはまた違う、熟成された果実のような甘さがあった。

「藤木さん、その…」

森が、何かを言いかけようとした。藤木は、その言葉を遮るように、そっと森の手を取った。

「森さん、いつもありがとう。」

森は、藤木の手に、自身の手を重ねた。その温かさに、藤木は、長年抱き続けてきた、秘めた想いが溢れ出すのを感じた。

「藤木さん…」

森の声は、甘く、そして少し震えていた。

（このまま、何もかも忘れてしまいたい…）

藤木は、森の温もりを、全身で感じていた。夜は、まだ始まったばかりだった。