【無料エロ動画】「奥様、ちょっとお邪魔しますよ」vol.2【アダルトAV】

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## 団地の昼下がり、秘密の宴

団地の薄暗い廊下を、私はそっと歩いた。足音を立てないように、履き慣れたスリッパが床に吸い付く。窓の外は、夏の盛りの太陽が容赦なく照りつけていたが、ここ団地の壁は、その熱を幾分か和らげてくれる。けれど、私の心臓は、窓の外の陽光よりもずっと熱く、早鐘を打っていた。

「こんなことしながら言うのもなんだけど…私、良い妻なんです。」

彼女がそう呟いたのは、ほんの数時間前。それは、まるで秘密の儀式の始まりを告げる呪文のようだった。

私たちが集まるのは、毎週水曜日の昼下がり。夫たちが仕事に出かけ、子供たちが学校や幼稚園に行っている、あの静寂に包まれた時間だ。団地という、どこか懐かしく、そしてどこか閉鎖的な空間。そこは、私たちの日常から切り離された、もう一つの世界だった。

「団地って、そういう人が集まりやすいのかしらね？」

今日、そう言ったのは、いつもはおっとりしている佐藤さんだった。普段は専業主婦として、家族のために尽くす姿しか見たことがない彼女が、そんなことを口にする。その声には、微かな興奮と、そしてどこか虚無感が混じっていた。

「いいえ、団地だから集まるんじゃなくて、私たちが集まって、団地がそういう場所になったんじゃない？」

そう答えたのは、一番年上の田中さん。彼女は、もう成人した子供が二人いる。いつもは、孫の世話で忙しそうにしている彼女が、この日ばかりは、化粧をばっちり決め、華やかなワンピースを着ていた。その瞳の奥には、熟した果実のような、甘く、そして危険な光が宿っていた。

私たちは、6人。皆、どこかの家庭で「妻」という役割を演じている。笑顔で夫を迎え、子供たちの世話をし、家事をこなす。それが、私たちの「表」の顔。でも、この水曜日の昼下がりだけは、その仮面を剥がし、隠された欲望に身を委ねる。

「だって、私たち、普段は我慢してるじゃない。」

「そうよ、毎日毎日、同じことの繰り返し。旦那様は、もう私たちを女として見てくれない。」

「子供のために、家庭のために、自分を抑えつけて…。」

声があがるたびに、部屋に充満する熱気は増していく。そこには、共感と、解放感、そしてほんの少しの罪悪感が入り混じっていた。

「でも、本当に良い妻なのよね、私たち。」

私がそう言うと、皆が「ふふ」と笑った。その笑い声は、どこか乾いていて、そしてどこか切なかった。

「だって、旦那様が帰ってきたら、またいつもの『良い妻』に戻るんだから。」

「そう。この時間だけは、私たちのための、秘密の時間。」

「秘密の…悦情。」

誰かが、そう囁いた。その言葉に、部屋の空気が一瞬で張り詰める。

「淫乱」という言葉が、この集まりを的確に表しているのか、私には分からない。ただ、私たちは、満たされない何かを求めて、ここに集まる。それは、性的な欲求だけではないかもしれない。日常からの逃避、誰かに求められるという感覚、そして、ほんの少しの背徳感。

今日、初めて参加する人がいた。若い、新婚さんだった。彼女の瞳は、期待と不安で揺れていた。

「私、初めてなんです…。」

彼女の声は、震えていた。

「大丈夫よ。」

田中さんが、優しく彼女の手を取った。その手は、意外にも温かく、そして力強かった。

「ここは、誰もあなたを責めたりしない。」

「ただ、自分を解放してあげるだけ。」

私たちは、次々と、自分たちの「秘密」を語り始めた。夫に言えないこと、子供には聞かせられないこと。それは、時に赤裸々で、時に滑稽で、そして時に、あまりにも哀しい告白だった。

「この前、スーパーで、知らない男性に声をかけられたの。」

「え、どうしたの？」

「思わず、ドキッとしちゃって。普段、旦那以外の人から声をかけられることなんてないから。」

「わかるわー！私も、この前、美容院で、担当の美容師さんと目が合って、なんかドキドキしちゃった。」

「それは、ちょっと違うんじゃない？」

「まあ、でも、そういう、日常にない刺激って、必要よね。」

会話は、次第に、より具体的な方向へと進んでいく。誰が、どんな経験をしたのか。どんな相手だったのか。その声は、熱を帯び、そして、部屋の奥へと沈んでいく。

私は、窓の外を見た。太陽は、もう西に傾き始めていた。夫が帰ってくる時間も、そう遠くない。

「あ…もう、こんな時間。」

誰かが、ため息をついた。

「また、来週ね。」

「うん、もちろん。」

「でも、今日は、なんだか、すごく満たされた気分。」

「本当ね。」

「ありがとう、みんな。」

私たちは、それぞれ、自分の「日常」へと戻っていく準備を始めた。身なりを整え、口元に微笑みを浮かべ、そして、心の中に、この秘密の時間をそっと仕舞い込む。

「本当に、私たちは、良い妻なのよね。」

私が、もう一度、そう呟いた。

「ええ、だって、こんなことしながら言うのもなんだけど…」

佐藤さんが、私を見つめて、微笑んだ。その笑顔は、先ほどよりもずっと、柔らかく、そして蠱惑的だった。

「私、良い妻なんです。」

団地の昼下がり、秘密の宴は終わりを告げる。それぞれの家庭へと戻っていく私たちは、また明日から、「良い妻」として、日常を演じるだろう。けれど、この水曜日の昼下がりは、私たちの心の中に、静かに、そして熱く、生き続ける。それは、私たちの、誰にも知られることのない、背徳の悦情。そして、それを共有する、私たちだけの、絆。

団地は、今日も静かに、その秘密を抱きしめている。そして、来週の水曜日も、また、この秘密の宴が、静かに幕を開けるのだろう。私たちは、それでも「良い妻」であり続ける。それが、この団地で生きる、私たちの、歪んだ、そして、甘美な現実なのだから。