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## 禁断の夜

「マジかよ…」

俺、健太は、目の前の光景に思わず息を呑んだ。隣に眠っていたはずの親友、拓也の彼女、沙織が、俺の布団の中にいたのだ。しかも、見慣れたパジャマ姿ではなく、肌触りの良さそうなシルクのキャミソール一枚。その隙間から覗く白い肌は、暗闇の中で妖しく光っているようだった。

拓也とは、幼い頃からの親友で、家族同然の付き合いだ。沙織も、何度か拓也と一緒に遊んだことがあり、明るくて屈託のない笑顔が魅力的な、俺も好感を持っていた。まさか、こんな形で彼女が俺の部屋に、俺の布団に潜り込んでくるなんて、夢にも思っていなかった。

「…沙織？どうしたんだよ、こんなところで…」

絞り出すような声で問いかけると、沙織はゆっくりと顔を上げた。暗闇の中、彼女の瞳がキラリと光る。その視線は、俺を真っ直ぐに見つめていた。

「…健太、眠れないの？」

その声は、普段の明るさとはかけ離れた、甘く、どこか誘うような響きを持っていた。俺は、心臓が早鐘を打つのを感じながら、かろうじて頷いた。

「まあ、ちょっと、色々あってな…」

「そっか。寂しい？」

沙織は、そう言うと、俺の胸にそっと寄り添ってきた。シルクの滑らかな肌触りが、肌に触れる。そのまま、彼女の柔らかい胸が、俺の胸に押し当てられた。

「うわっ…」

思わず声が漏れる。彼女の体温が、じんわりと俺に伝わってきた。拓也の彼女が、こんなにも近くにいる。しかも、こんな状況で。俺の頭の中は、混乱と、それ以上に、抗いがたい興奮でいっぱいになっていた。

「ねぇ、健太…一緒に寝よう？」

沙織の唇が、俺の耳元で囁く。その息遣いが、妙に生々しくて、俺の全身に熱が走った。

「…一緒に？拓也は？」

「拓也は、今日、実家に泊まりに行ってるの。だから、大丈夫」

「…バレなきゃ、大丈夫、か…」

彼女の言葉に、背筋がゾクリとした。禁断の果実。スリル。その言葉が、頭の中でぐるぐると回る。普段なら、絶対にありえない状況。それでも、目の前の沙織の甘い誘惑に、俺の理性が急速に溶けていくのを感じていた。

「スリルがあって、楽しいね？」

沙織は、悪戯っぽく笑いながら、俺の顔を見上げる。その笑顔は、まるで子猫のようでもあり、危険な誘惑者のようでもあった。

「…沙織は、本気なのか？」

「本気だよ。健太のこと、ずっと見てたから」

「俺のこと…？」

「うん。拓也とは違う、健太の優しさ、真面目さ、全部」

彼女は、そう言うと、俺の顔に手を伸ばし、その指先で俺の頬を優しく撫でた。その感触に、俺の体は、もう我慢の限界だった。

「…沙織…」

俺の声は、震えていた。沙織は、俺の肩に顔を埋め、そのまま、俺のパジャマのボタンに指をかけた。

「ほら、めっちゃ勃起してんじゃん？」

彼女の言葉に、顔が熱くなる。確かに、俺の体は、彼女の存在に正直に反応していた。沙織は、その勃起した俺の感触を確かめるように、そっと手を当てた。

「ふふ…やっぱり、健太も、私と同じ気持ちなんだね」

沙織は、俺のパジャマのボタンを全て外し、そのまま、俺の肌に触れてきた。彼女の指先が、俺の胸をなぞる。その一つ一つが、俺の理性の糸を断ち切っていく。

「沙織…ダメだ…」

そう言いながらも、俺の手は、沙織の細い腰に回っていた。彼女の体は、俺の腕の中で、熱く、柔らかかった。

「大丈夫だよ、健太。誰も見てないよ。私たちだけの秘密」

沙織は、そう言って、俺の顔に額を押し付けた。彼女の甘い香りが、俺の鼻腔をくすぐる。そして、彼女の唇が、俺の首筋に触れた。

「あ…」

漏れる声は、もう、俺のものではなかった。沙織の舌が、俺の肌を這う。その一つ一つが、俺の全身に電流を走らせる。

「沙織…拓也が…」

「拓也には、言わないよ。健太と、二人だけの、特別な時間」

彼女は、そう言って、俺の顔を覗き込み、そして、俺の唇に、そっと唇を重ねてきた。柔らかく、甘いキス。しかし、その裏には、抗いがたい情熱が秘められているのを感じた。

キスは、次第に激しさを増していく。沙織の体は、俺の体にぴったりと寄り添い、その温もりと柔らかさが、俺をさらに惑わせる。俺は、もう、彼女の誘惑に抗うことができなかった。

彼女の細い指が、俺の腹筋をなぞり、そして、ゆっくりと、俺の股間へと向かう。その瞬間、俺の体は、完全に沙織の支配下にあった。

「…沙織…」

俺の声は、もう、ほとんど掠れていた。沙織は、俺の股間を優しく包み込み、そして、その温かい感触に、彼女の顔が、ほんのりと赤らむのを見た。

「…健太…気持ちいい？」

沙織の声は、喘ぎ声に変わり始めていた。俺は、ただ、彼女の指先の感触に、身を任せるしかなかった。

「…沙織…」

俺の体は、もう、限界を超えそうだった。沙織は、俺の顔を覗き込み、そして、その唇を、俺の勃起した箇所に、そっと近づけた。

「…精子、飲んでいい？」

沙織の言葉は、俺の鼓動をさらに加速させた。俺は、もう、何も言えなかった。ただ、彼女の甘い誘惑に、身を委ねるだけだった。

その夜、俺の部屋には、二人の秘密の熱気が満ちていた。拓也の彼女、沙織。彼女との禁断の夜は、俺の人生に、忘れられない、そして、取り返しのつかない衝撃を与えたのだった。