突然の豪雨で現場から帰れなくなり… 三岳ゆうな【無料エロ動画視聴/アダルトAV】

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## 嵐と、雨と、熱と

梅雨の気配が濃くなり始めた、蒸し暑い午後だった。俺、健太は、今日もお決まりのルートで彼女、そう、俺の「姉御」である高木部長の運転するワゴン車に乗り込んでいた。高木部長は、俺たちの建設現場では「姐さん」と呼ばれるほどの頼れる存在だ。男勝りで、指示は的確、そして何よりパワフル。俺のような新米とは違って、経験豊富で、現場を熟知している。その強さゆえに、時折見せる優しさや、ふとした仕草に、俺は密かに心を奪われていた。

今日も、市街地から離れた山奥の現場まで、慣れた道程をワゴン車は進んでいた。車内では、彼女が最新の音楽を流しながら、手慣れた様子でハンドルを操っている。俺は助手席で、彼女の横顔を盗み見ていた。彼女の髪は、いつもはきっちりとまとめられていることが多いが、今日は少し乱れて、耳にかかっている。その様子が、普段の凛とした姿とは違う、どこか親しみやすい雰囲気を感じさせた。

「健太、今日の現場、結構きつかったな。」
「そうっすね、姐さん。でも、なんとか終わらせました。」
「あんたも、よく頑張ったわ。」

そう言って、彼女は助手席の俺に軽く微笑みかけた。その笑顔に、俺の胸はドキリとした。男勝りな彼女の、滅多に見せない柔らかな表情に、俺はいつも翻弄される。

作業は予定通りに終わり、片付けを済ませた頃、空は急に暗雲に覆われ始めた。風が木々を揺らし、遠くで雷鳴が轟く。

「まずいな。急いで帰ろう。」

高木部長の声に、俺も緊張感を覚えた。しかし、ワゴン車が現場のぬかるみにはまり込んだのは、ほんの数分後のことだった。

「ちっ！最悪だ！」

高木部長は苛立ちを露わにする。何度かアクセルを踏み込んだが、タイヤは空転するばかりで、車は一向に動かない。辺りはすでに、滝のような雨に叩きつけられていた。

「電波も圏外っすね…。」
「クソッ！こんな山奥で立ち往生なんて。」

高木部長は、荒れた表情で窓の外を見つめた。外は、嵐の勢いを増すばかりだ。雨音と風の音が、車内を激しく揺らす。

「仕方ない。今夜はこの車で過ごすしかないな。」
「え…？」

高木部長の言葉に、俺は戸惑いを隠せなかった。男と女、二人きりで、しかもこんな状況で一晩を明かすなんて。

しばらくの間、車内は静寂に包まれた。外の嵐の音だけが、耳をつんざくように響いている。高木部長は、雨で濡れた髪をタオルで拭いていた。その仕草に、不意に俺の視線が吸い寄せられた。

「…ちょっと、身体冷えるな。」

そう呟いた高木部長が、上着を脱ぎ、車内のシートに体を預けた。その瞬間、俺は息をのんだ。雨に濡れた彼女の肌が、車内のわずかな光を反射して、艶めかしく輝いている。そして、彼女がタオルで体を拭うたびに露わになる、引き締まった腹筋。普段の仕事着に隠されている、その筋肉質な濡れ肌に、俺は普段とは違う、抗いがたい色っぽさを感じてしまった。

「姐さん…。」

思わず声が漏れた。高木部長は、俺の視線に気づいたのか、少し戸惑ったような表情を見せた。

「どうした、健太？」

その声は、いつもより少しだけ柔らかかった。嵐の音にかき消されそうなほど小さな声で、俺は答えることができなかった。

しばらくして、高木部長がゆっくりと俺の方に寄り添ってきた。隣に座った彼女から、雨と、彼女自身の熱が伝わってくる。

「…怖いな、こんな嵐。」

彼女が呟いた。その声には、普段の強気な一面からは想像もつかない、不安が滲んでいた。

「俺もです。でも、姐さんがいれば、大丈夫っす。」

思わず、そんな言葉が口をついて出た。彼女は、俺の言葉に少し驚いたような顔をした後、ふっと微笑んだ。

「…ありがとう、健太。」

その微笑みが、俺の心を温かくした。外の嵐が、まるで二人を包み込むように、激しさを増していく。遠くで、大きな雷鳴が轟くたびに、車体が微かに揺れた。その揺れが、お互いの存在をより一層強く意識させる。

高木部長の体温が、すぐ隣で感じられる。雨の冷たさとは対照的な、彼女の温かさ。その温かさに、俺の体も自然と熱を帯びてくるのを感じた。

「…寒いな、やっぱり。」

高木部長が、再び呟いた。その声は、先ほどよりもさらに小さくなっていた。俺は、迷った末に、そっと彼女の肩に手を置いた。

「…温かいっすよ、姐さん。」

俺の手が触れた瞬間、彼女はピクリと反応したが、振り払うことはなかった。むしろ、少しだけ、俺の肩に体重を預けてきたように感じた。

雷鳴が再び轟く。その度に、車内は暗闇に包まれ、そして光が戻る。その明滅の間隔で、二人の距離が、まるで雷光のように縮まっていくのを感じた。

高木部長の顔が、俺の顔に近づいてくる。雨の匂いと、彼女のシャンプーの香りが混ざり合い、俺の感覚を研ぎ澄ませる。彼女の瞳が、暗闇の中でキラリと光った。

「…健太。」

彼女の声が、俺の名前を呼んだ。その声は、もう普段の「部長」のものではなく、一人の女性の声だった。

雷鳴が、さらに遠くで響き渡る。その音にかき消されるように、俺たちは唇を重ねた。それは、嵐の中で生まれた、熱い口づけだった。

雨が、窓ガラスを叩く音が、まるで二人の鼓動のように響く。彼女の唇は、雨の冷たさと、内側からの熱が混じり合った、不思議な温かさを持っていた。

嵐は、二人の感情を激しく揺さぶる。不安が、互いを求める気持ちへと変わっていく。高木部長の体温が、俺の体を溶かしていくように熱くなる。

車内が、熱気に包まれていく。外の嵐とは対照的な、激しい熱が二人を包み込む。高木部長の吐息が、俺の首筋をくすぐる。

「…もっと、温めてほしい。」

彼女の声が、喘ぎ声に変わっていく。俺は、彼女の熱に導かれるように、さらに深く、彼女の体へと沈んでいった。

ワゴン車が、嵐の風に揺れるように、激しく揺れ始めた。それは、嵐の音にかき消されるほどの、二人の激しい行為の揺れだった。

雷鳴が、何度となく空を切り裂く。その度に、車内の暗闇と光が明滅し、二人の熱を、さらに煽る。

高木部長の、普段は見せないような、荒々しい喘ぎ声が、車内に響き渡る。俺もまた、彼女の熱に突き動かされ、理性を失っていた。

雨音と、風の音、そして二人の熱い吐息が混ざり合い、車内はまるで、嵐の渦の中にいるようだった。

一度だけではなかった。何度も、何度も、俺たちは身体を重ねた。その度に、体温はさらに高まり、互いの存在を強く感じた。

雨は、止む気配を見せない。しかし、車内の熱は、嵐の冷たさを凌駕していた。

雷鳴が、徐々に遠ざかっていく。空には、かすかに夜明けの気配が忍び寄っていた。

高木部長は、俺の胸に顔を埋めている。その寝息は、先ほどまでの激しさとは打って変わって、安らかだった。

俺は、彼女の髪にそっと触れた。雨に濡れた髪は、まだ少し冷たさを残していたが、その温もりは、俺の心に深く刻み込まれていた。

嵐は過ぎ去った。しかし、俺たちの心の中には、あの夜の激しい嵐が、まだ鮮やかに残っている。

これから、俺たちはどうなるのだろうか。でも、今は、ただ、この温もりに包まれていたいと思った。

窓の外には、雨上がりの澄んだ空が広がっていた。そして、その空には、虹が架かっていた。まるで、あの夜の出来事が、二人の新しい始まりを祝福しているかのようだった。