個別オーディション 断れないオンナたち5名 @02【無料エロ動画視聴/アダルトAV】

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## 夢の代償

ネオンサインが瞬く夜の街、雑居ビルの片隅にひっそりと佇む小さな事務所。そこは、数多の夢追い人たちが、希望の光を求めて集う場所だった。

「この子、どう？ 去年の新人賞候補にもなってたんだ」

マネージャーの佐藤が、一张のポートレートを俺に見せた。写真の中の少女は、瑞々しい輝きを放ち、こちらを見つめる瞳には、芸能界への強い憧れが宿っていた。

「名前は？ どんな子なんだ？」

「田中美咲。20歳。地方から出てきて、もう3年になる。演技力はあるんだが、どうしてもあと一歩が足りない。今回、お前の新作映画でヒロイン役が決まってるだろう？ あれに、ぜひ彼女を推したいんだ」

俺は、映画監督の黒沢。数々のヒット作を生み出し、業界では「鬼才」とも呼ばれる男だ。だが、近年はアイデアに行き詰まり、スランプに陥っていた。そんな俺に、佐藤は一筋の光を差し込んできた。

「美咲ちゃん、すごく一生懸命な子だよ。どんな役でも、全力で演じようとする。でも、どうしても、あの…大人の魅力、というか、色気、というものが足りないんだ」

佐藤は、言葉を選ぶように続けた。

「今回のヒロインは、ただの清純派じゃない。複雑な過去を抱え、男たちを翻弄する、妖艶な女性なんだ。だから、美咲ちゃんには、少し…経験が必要というか」

俺は、佐藤の言葉の裏に隠された意味を察した。芸能界では、夢を叶えるために、体を差し出す者が後を絶たない。それは、美咲も例外ではないだろう。

「具体的には、どういうことだ？」

俺は、静かに問いかけた。佐藤は、一度目を伏せ、そして、覚悟を決めたように顔を上げた。

「…映画のオーディションで、演技指導という名目で、色々なことを試させたいんだ。もちろん、無理強いはしない。でも、彼女が本気で映画に出たいと思っているなら、きっと、応えてくれるはずだ」

俺は、しばらくの間、無言で佐藤を見つめた。美咲という少女の顔が、脳裏に浮かぶ。あの純粋な瞳に、汚い欲望の影を落としていいのだろうか。しかし、俺には、もう一度「鬼才」と呼ばれるための、そして、あのスランプから抜け出すための、新しい作品が必要だった。

翌日、俺は佐藤に連れられて、美咲が所属する事務所を訪れた。現れた美咲は、写真で見た以上に、輝きを放っていた。小柄だが、背筋はピンと伸び、その瞳は、俺が求めている「何か」を、まっすぐに捉えていた。

「田中美咲です。よろしくお願いします」

深々とお辞儀をする彼女の、声は震えていた。

「黒沢監督。この度は、このような機会をいただき、ありがとうございます。この映画に、ぜひ出演したいと思っています」

俺は、彼女の熱意に、少しだけ心を動かされた。

「君の演技力は評価している。だが、今回のヒロインは、君がこれまで演じてきた役とは、全く違う。もっと、深みのある、大人の女性を演じてもらわなければならない」

俺は、彼女の目を見つめて言った。

「覚悟はできているか？」

美咲は、迷うことなく頷いた。

「はい。どんな役でも、全力で演じます」

オーディションは、事務所の一室で行われた。用意したのは、ヒロインが、かつて愛した男に、裏切られた後の、激しい感情をぶつけるシーンだ。

「美咲、君は、その男に、何をされたんだ？ どんな屈辱を受けたんだ？」

俺は、彼女に問いかけた。美咲は、少し戸惑った表情を見せたが、やがて、目を閉じて、何かを必死に思い描いているようだった。

「…愛されていたはずなのに、捨てられた。信じていたのに、裏切られた。もう、誰も信じられない。すべてを壊してしまいたい…」

彼女の声は、次第に震えを増し、やがて、涙が溢れ出した。俺は、彼女の演技に、ただ見守っていた。

「もっと、感情をぶつけてくれ。怒り、悲しみ、絶望…すべてを、このセリフに乗せて」

俺は、彼女をさらに追い詰めた。美咲は、苦しそうに顔を歪め、やがて、俺に向かって、叫び出した。

「どうして！ どうして、私をこんな目に遭わせるの！ もう、終わりにして！」

彼女の叫びは、部屋中に響き渡った。その瞳には、純粋な少女の面影はなく、怨念を抱えた、歪んだ女性の顔が浮かんでいた。

「…止まれ」

俺は、静かに言った。美咲は、ハッと我に返り、俺を見つめた。その瞳は、先ほどまでの激しい感情を、まだ宿していた。

「…大丈夫か？」

俺は、彼女に問いかけた。美咲は、涙を拭い、力なく笑った。

「はい…大丈夫です」

その日のオーディションは、そこで終了した。俺は、美咲の演技に、ある種の「凄み」を感じていた。彼女は、確かに「何か」を掴んだのだろう。

数日後、俺は美咲を、俺の自宅兼スタジオに招いた。そこには、照明機材や、撮影用の小道具などが並んでいた。

「今日は、演技の応用編だ。ヒロインは、男たちを誘惑し、翻弄するシーンもある」

俺は、彼女に、あるDVDを見せた。そこには、大胆なシーンが映し出されていた。

「…これは、どういう…」

美咲は、戸惑いながら尋ねた。

「これは、君が演じるヒロインの、もう一つの側面だ。相手を魅了し、欲望を掻き立てる。そのために、君自身も、それを理解しなければならない」

俺は、彼女に、さらに踏み込んだ指導を始めた。それは、演技指導というよりも、まるで、経験を共有するかのような、挑発的なものだった。

「…監督。これは、本当に、演技のためですか？」

美咲は、顔を赤らめながら、俺に尋ねた。

「ああ、そうだ。君が、あのヒロインを、完璧に演じきるために。君は、夢を叶えたいんだろう？」

俺は、彼女の目を、じっと見つめた。美咲は、しばらくの間、俺の言葉に、ただ黙って従っていた。彼女の瞳には、一瞬、迷いが見えたが、やがて、決意の光が宿った。

「…はい。叶えたいです。だから、どんなことでも、します」

その言葉を聞いて、俺は、自分自身に言い聞かせるように、静かに言った。

「…そうか。ならば、楽しもう。君の、見事な『ヤラれっぷり』を」

そして、数週間後、俺の新作映画『月影の誘惑』は、世に放たれた。主演の田中美咲は、それまでの清純派のイメージを覆し、妖艶で、危険な魅力を纏ったヒロインを、見事に演じきった。

映画は、大ヒットとなった。観客は、彼女の演技に熱狂し、批評家たちは、その「新境地」を称賛した。美咲は、一躍、時の人となった。

しかし、俺は、その成功の裏にある、彼女の「代償」を、誰よりも知っていた。

撮影が終わった後、美咲は、俺の楽屋にやってきた。

「監督。ありがとうございました」

彼女は、以前よりも、ずっと大人びた表情で、俺に言った。

「この映画で、私は、たくさんのものを得ました。でも、同時に、たくさんのものを失いました」

彼女の言葉に、俺は、何も言えなかった。

「…でも、後悔はしていません」

美咲は、そう言って、俺に微笑みかけた。その笑顔は、どこか寂しげで、しかし、強い意志を秘めていた。

「これが、私の選んだ道ですから」

俺は、彼女の肩に手を置いた。

「…よくやった」

それだけが、俺に言えた言葉だった。

芸能界では、夢を追う者たちが、常に「代償」を求められる。それは、才能や努力だけでは、決して叶えられない、残酷な現実だ。

美咲は、その現実を、誰よりも深く理解し、そして、自らの意志で、その「代償」を支払った。彼女の「見事なヤラれっぷり」は、単なるエロティックな刺激ではなく、夢を叶えるために、全てを捧げた、一人の女性の、壮絶な物語だったのだ。

俺は、これからも、彼女の活躍を見守っていくだろう。そして、いつか、彼女が「失ったもの」を、取り戻せる日が来ることを、静かに願っていた。

（了）