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## 春風の悪夢

都心のビル群が、春の陽光を反射してきらめいていた。そんな喧騒から少し離れた、古びたビルの二階に、ひっそりと「春日クリニック」はあった。院長の春日医師は、この時期になると、花粉症に悩む患者で溢れかえるのを、毎年憂鬱に感じていた。彼は、医学に情熱を燃やす、誠実な医師であるはずだった。しかし、その心の奥底には、ある種の歪みが潜んでいた。

その日、診察室のドアが開いた。現れたのは、はずきという名の女性だった。20代後半、都内でOLをしているという彼女は、確かに医師の目を引く美しさを持っていた。すらりとした長身、健康的な曲線を描く肢体。しかし、彼女の顔色は優れず、表情には疲労の色が濃かった。

「こんにちは。頭痛と、なんだか体がだるくて…」

はずきは、か細い声で訴えた。春日医師は、彼女のカルテを手に取り、症状を記録していく。花粉症の季節、この時期に頭痛や倦怠感を訴える患者は珍しくない。抗ヒスタミン薬や点鼻薬、目薬といった、一般的な処方で症状は緩和されるはずだ。

「なるほど、花粉症の時期ですからね。いくつか検査をしてみましょう。」

春日医師は、ペンライトを手に、はずきの喉元を照らした。扁桃腺は赤く腫れ上がり、炎症を起こしていた。

「うーん、これは扁桃炎ですね。風邪もひいているようです。」

花粉症ではなく、ただの風邪。春日医師は、少しだけ残念な気持ちになった。せっかく、こんなにも美しい患者さんが来てくれたのに、すぐに帰してしまうのは、なんだか勿体ない気がしたのだ。彼の脳裏に、ある考えがよぎる。それは、医師としての倫理観から大きく逸脱した、禁断の誘惑だった。

「風邪ですから、お薬を出しましょう。少し、眠くなるお薬ですが…」

春日医師は、いつものように、はずきに薬を処方しようとした。しかし、その手は、ほんの少しだけ震えていた。彼は、はずきの健康状態を、細部まで確認する必要がある、と自分に言い聞かせた。心音を聴診器で確認し、異常がないことを確かめる。そして、酸素マスクを装着させ、細工した酸素を注入した。はずきは、たちまち深い眠りに落ちた。

「…よし。」

春日医師は、恍惚とした表情で呟いた。眠りに落ちたはずきを、彼は別室へと運び込んだ。そこには、すでに同僚の医師が待っていた。彼もまた、春日医師と同じような闇を抱えていることを、春日医師は知っていた。

処置室に運ばれたはずきは、診察台の上に横たえられていた。防護服を着た医師が、ゴム手袋をはめ、ゆっくりと彼女に近づいていく。その目は、獲物を狙う獣のようにギラついていた。

まず、スカートがめくられ、パンツのシミがチェックされた。口内観察では、綿棒で唾液が採取された。そして、ブラジャーがずらされ、ノギスで乳輪のサイズが測られた。ペンライトが口内を照らし、再び観察される。パンツが脱がされ、パンティのシミ、そして「マンコ」が観察された。綿棒で膣分泌液が採取され、指が膣内へと挿入された。

脱がされたパンツが戻され、はずきは再び別室へと運ばれた。そこには、すでに別の医師が待っていた。二人の医師は、はずきの「パイ」を揉み、乳首を弄り、舐めた。

やがて、はずきが目を覚ました。酸素マスクが外され、彼女の口元に、医師の顔が迫る。そして、キス。それは、治療行為とはかけ離れた、獣の戯れだった。

その後、はずきは「クンニ」をさせられ、四つん這いにされた。「マンコ」を開かされ、クローズアップされた後、「アナル」が舐められた。フェラ、イラマ…医師たちは、はずきの体を隅々まで弄り回した。上半身を起こされたはずきは、「パイズリ」され、キスをされた。

正常位、側位、バック、背面騎乗位…医師たちは、はずきの体を道具のように扱い、欲望の限りを尽くした。はずきの体からは、痙攣が何度も響き渡った。

やがて、医師たちの欲望が満たされたのか、それとも、はずきの体が限界を迎えたのか。二人の医師は、はずきの体を「原状復帰」させた。

春日医師は、診察記録に、花粉症の処方薬と点滴を処方した、と記した。はずきは、何も知らずに、眠ったまま、その場を後にした。

翌日、はずきは、いつものように会社へ向かった。頭痛も倦怠感も、昨日よりは和らいでいる気がした。しかし、彼女の体には、昨夜の記憶は微塵も残っていなかった。ただ、どこか体の芯が冷えるような、言いようのない不安感を抱えていた。

春日クリニックの診察室は、今日も花粉症に悩む患者で賑わっていた。春日医師は、いつものように、誠実な医師を装い、患者たちに接していた。しかし、彼の心の奥底では、昨夜の記憶が、妖しい光を放っていた。

春風は、優しく都を吹き抜けていく。しかし、その風の中に、春日医師と、その同僚が犯した、冷たい悪夢の残滓が、微かに漂っていた。はずきは、その悪夢に、いつか気づくのだろうか。それとも、このまま、春風の悪夢の中に、永遠に囚われてしまうのだろうか。