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## 歪んだ優しさ ～妻の復讐～

朝の光が、まだ暗さを残すリビングに差し込み始めていた。雨戸を閉め切った部屋は、鉛色の静寂に包まれている。そんな中、妻である美智子は、夫の浩二が入院している病室のシーツを静かに整えていた。浩二は、部下の不注意による事故で、頭部を強打し、一命は取り留めたものの、まだ意識が戻らない状態だった。

「浩二さん…早く良くなってね。」

美智子の瞳には、深い悲しみと、それ以上に燃えるような怒りが宿っていた。事故を起こしたのは、浩二の部下である田中だった。まだ若い、頼りない青年。美智子は、彼に責任を追及するつもりはなかった。いや、追及するつもりはある。だが、その矛先は、田中だけでなく、浩二にも向けられるべきだと、美智子は感じていた。

数日前、美智子は田中から謝罪の連絡を受けていた。直接謝罪したい、と。美智子は、その申し出を受け入れた。しかし、彼女には、田中を自宅に招き入れる、もう一つの目的があった。

数日後、田中が美智子の自宅を訪ねてきた。緊張した面持ちで、深々と頭を下げる彼に、美智子は努めて穏やかな表情で応対した。

「田中さん、よく来てくれました。どうぞ、こちらへ。」

リビングに通された田中は、部屋のしつらえに戸惑っているようだった。上品で、どこか洗練された雰囲気。浩二の妻というイメージとは、少し違う。

「あの、奥様。この度は、本当に…」
「いいのよ。浩二さんのことは、今は心配で。」

美智子は、田中の言葉を遮るように言った。そして、彼にコーヒーを勧めた。田中が戸惑いながらも、その申し出を受け入れる。

「田中さん、少し顔色が悪いのよ。もしかして、朝から熱があったりするんじゃない？」
「え？いえ、そんなことは…」
「いいから、ちょっと額、触らせて。」

美智子は、田中の言葉を無視して、彼の額に手を伸ばした。ひんやりとした、しかし微かに熱を帯びた肌。

「あら、やっぱり少し熱があるみたい。心配ね。」
「あの、奥様…」
「大丈夫よ。それに、心音も聞いてみましょう。」

美智子は、躊躇する田中を無視して、彼の胸に手を当てた。シャツ越しに、力強く脈打つ心臓の鼓動。田中の体温が、美智子の掌に直接伝わる。

「心臓、ちゃんと動いてるわね。」
「奥様…あの、これは、ちょっと困ります。」
「困る？なぜ？浩二さんの怪我で、私も心配で、あなたも疲れているかもしれないと思って。」

美智子の声は、甘く、そしてどこか誘うようだった。田中の顔は、みるみるうちに赤くなった。彼は、この状況が、自分の想像していたものとは全く違う方向に進んでいることを理解し始めていた。

「私、もう10年も…」

美智子は、田中の耳元で囁いた。その声は、まるで長年抑えつけていた欲望を解放するかのように、熱を帯びていた。

「浩二さんが事故に遭ってから、ずっと一人だったの。寂しくて、辛くて…」

彼女の指先が、田中のシャツのボタンに触れる。一つ、また一つと、ゆっくりと解かれていく。田中の呼吸が荒くなる。

「もっと、ベロ出して？」

美智子の言葉は、もはや命令に近かった。田中は、抵抗すべきか、それとも…。彼の理性は、美智子の魔性の魅力に、徐々に侵食されていった。

***

「先生、お久しぶりです！」

同窓会の会場は、懐かしい顔ぶれで賑わっていた。還暦を間近に控えた国語教師、佐和子は、教え子たちに囲まれ、嬉しそうに笑っていた。そんな中、一際大きな声で自分に話しかけてきたのは、教え子の一人、健太だった。卒業してから、もう20年。彼は、当時とは見違えるほど立派な大人になっていた。

「健太君！まあ、大きくなって！」
「先生こそ、全然変わらないですね！綺麗ですよ。」

健太の褒め言葉に、佐和子は照れ笑いを浮かべた。しかし、健太の瞳は、ただの教え子への尊敬とは違う、熱を帯びた光を宿していた。

「先生、今度、二人でゆっくりお話しませんか？卒業してからも、ずっと先生のこと、好きだったんですよ。」

健太の言葉に、佐和子の心臓がドキリと跳ねた。まさか、そんなことを言われるなんて。

「健太君、何を言ってるの。私はもうすぐ還暦なのよ。あなたとは、もう、そんな関係にはなれないわ。」
「でも、先生。卒業してからもう20年経つんですよ。先生とも、大人の付き合いがしたいんです。」

健太の真剣な眼差しに、佐和子は言葉を失った。彼女もまた、健太のことを、密かに意識していたのかもしれない。卒業後も、時折、同窓会で会うたびに、彼の成長に胸をときめかせていた。

「一週間後、いつもの喫茶店で待ってます。」

健太はそう言い残し、佐和子の手を取り、そっとキスをした。佐和子は、その温かい感触に、全身が震えるのを感じた。

一週間後。約束の喫茶店で、佐和子は健太と再会した。テーブルを挟んで向かい合う二人。健太は、佐和子に、学生時代の思い出や、今の仕事のことなど、熱心に語った。佐和子もまた、健太の言葉に頷きながら、その魅力に引き込まれていった。

「先生、やっぱり、昔から先生のこと、大好きでした。」

健太が、佐和子の手を握りながら、そう囁いた。佐和子は、もう、逃れることはできないと感じた。彼女の心も、健太への熱い想いで満たされていた。

「あー、そこダメ！そこ、感じちゃうのぉー！」

二人は、佐和子の自宅へと向かった。部屋に案内された健太は、佐和子の肌に触れるたびに、歓喜の声を上げた。佐和子は、健太の刺激に、思わず声を漏らした。

「いっぱい突いてぇー、そこぉー！」

クリの刺激が、佐和子の体中を駆け巡る。彼女は、健太の力強い動きに身を任せ、快感の渦に溺れていった。長年抑えつけていた欲望が、今、一気に解き放たれた。佐和子の体からは、甘く、そして切ない、歓喜の喘ぎ声が響き渡った。

二つの物語は、それぞれの形で、禁断の愛と欲望を描き出していた。妻の復讐心、そして熟女教師の秘められた情熱。それらは、人間の奥底に潜む、抗いがたい衝動の物語だった。