格闘痴女サキュバス Game.10【無料エロ動画視聴/アダルトAV】

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■ 狂乱のリング ～サキュバス・レクイエム～

けたたましいアラーム音に、俺、橘 蓮（たちばな れん）は意識を取り戻した。しかし、そこはいつもの殺風景なワンルームではなく、豪華なヴェルベットのカーテンが引かれ、天井からはシャンデリアが煌めいている。そして、俺の体のすぐ隣に、信じられないほど美しい女性が座っていた。

艶やかな黒髪は肩まで流れ、陶器のように滑らかな白い肌、くっきりとした二重の瞳は夜空の星のように輝いている。さらに、その胸元からは、豊満な谷間が大胆に覗き、妖艶な雰囲気を放っていた。彼女は、俺が夢にまで見た、いや、夢にすら現れないであろう、完璧な美女だった。

「……ん？ あれ、俺、どうしたんだっけ？」

記憶が靄がかかったように曖昧だった。昨夜、仕事帰りにいつものバーに寄ったのは覚えている。そこで、一杯だけ飲んで帰るはずだったのに…。

「おはよう、蓮様」

彼女は、甘く、それでいてどこか挑発的な声で囁いた。その声に、俺の全身を電流が駆け巡る。

「え？ 蓮様？ 俺の名前、どうして知ってるんだ？」

混乱している俺に、彼女は優雅な仕草で立ち上がった。そのしなやかな肢体は、まるで獲物を狙う猫のようだった。そして、彼女が纏うのは、薄いシルクのような、肌の色が透けて見えるような、大胆な衣装だった。

「ふふ、ご存知ないのですか？ あなたは、私、リリスの、大切な……『玩具』なのです」

リリス？ 玩具？ わけがわからない。俺は、ただのサラリーマンだ。どこかの組織にでも連れ込まれたのか？

「俺は、ただの会社員だって！ 勘違いしてるんじゃないか？」

そう反論しようとした瞬間、リリスは俺の前に躍り出た。その動きは、まるで蝶のように軽やかで、そして、異常に速かった。

「あら、そんなこと言わずに。もっと楽しんでくださらない？」

彼女は、俺の首筋に顔を寄せ、吐息をかけた。その吐息は、甘く、そしてどこか危険な香りを孕んでいた。

「う、うわっ！ な、なんだよ、その匂い！」

俺は思わず後ずさった。その時、リリスの表情が一変した。優雅さは消え失せ、獣のような獰猛さが瞳に宿った。

「いい加減、飽きましたわ。もっと、あなたから『力』を引き出さなくては」

そう言うと、リリスは、信じられないスピードで俺に組み付いてきた。まるで、レスリングの試合のように、彼女は俺の体を掴み、投げようとした。

「ちょ、ちょ、待て！ 何すんだよ！」

俺は必死に抵抗したが、彼女の力は尋常ではなかった。まるで、鉄の腕のように、俺の体を締め付ける。そして、彼女の体から放たれる、不思議な熱。それは、単なる体温ではなかった。

「これは……！ なんだ、この力は！」

俺は、リリスの攻撃を必死にかわしながら、彼女の異常さを感じ取っていた。彼女の体から放たれるエネルギーは、俺の体力を奪っていくような、いや、むしろ俺の「気」を吸い取っていくような感覚だった。

「さあ、もっと！ もっと、私に抵抗してください！」

リリスは、俺を投げ飛ばそうとするたびに、耳元で囁いた。その声は、催眠術のように俺の意識を乱していく。そして、時折、彼女の口元に浮かぶ、悪魔のような笑み。

「ち、痴女……！」

思わず口走ってしまった。その言葉に、リリスは目を細めた。

「あら、気づいてしまったのですか？ そうです。私は、あなたのような『愚かな男』から『愛欲』という名の『力』を奪う、サキュバス。そして、あなたとの『交合』こそが、私の生命線なのです」

サキュバス？ 妖魔？ まさか、そんな馬鹿な。しかし、目の前で繰り広げられる、常識外れの出来事が、それを現実のものとして突きつけてくる。

「な、なんだって……！」

俺は、リリスの猛攻に、ただただ翻弄されていた。彼女の繰り出す技は、プロレスの技を彷彿とさせるものだった。しかし、その技には、ただの肉体的な力だけでなく、触れるだけで快感と苦痛が同時に襲ってくる、妖しい魔力が込められていた。

「ぐっ……！ や、やめろ！」

リリスは、俺の体を優しく撫でるかと思えば、次の瞬間には、力任せに締め上げ、俺の服を無理やり剥ぎ取ろうとする。その攻撃は、単なる肉体的なものではなく、俺の精神までをも蝕んでいくような、強烈な「エロ攻撃」だった。

「もっと、私を求めて……！ あなたの『欲望』を、私に捧げて……！」

彼女の言葉は、俺の理性をも揺さぶる。しかし、俺は、ただのサラリーマンだ。こんな妖魔に、食い物にされるわけにはいかない。

「くそっ！ 俺は、そんなに簡単に負けねえ！」

俺は、全身に力を込めた。サキュバスの妖力で弱っていく体を感じながらも、必死に抵抗を続ける。男としての、いや、人間としての誇りを賭けた、最後の抵抗だった。

「ふふ、いいわ。その抵抗……、とても『美味』ですわ」

リリスは、俺の抵抗を愉しんでいるかのように、さらに激しい攻撃を仕掛けてきた。俺の腕を関節技で極め、そのまま俺の体を抱きしめる。その抱擁は、愛撫であり、そして、俺の魂を喰らおうとする、捕食だった。

「う、ぐ……！ これ以上は……！」

俺の体は、限界に近づいていた。リリスの妖力に、俺の精神は徐々に侵食されていく。快感と苦痛の混じった、狂乱の渦に飲み込まれそうになる。

「さあ、蓮様……。あなたの全てを、私に『捧げなさい』」

リリスは、俺の耳元で囁き、その唇を、俺の肌に滑らせた。それは、愛の口づけではなく、魂を奪うための、魅惑のキスだった。

「……このまま、堕ちてしまうのか……？」

俺の意識は、急速に遠のいていく。しかし、その瞬間、俺の脳裏にある光景が閃いた。それは、俺がいつものバーで、隣に座っていた女性と交わした、何気ない会話だった。

「男って、やっぱり、強くないとダメですよね」

そう言っていた、彼女の笑顔。

「……まだだ！ まだ、終わらせねえ！」

俺は、ありったけの力を振り絞った。リリスの妖力に抗い、俺の中から湧き上がる、人間としての、男としての、譲れない意地をぶつける。

「……！ な……！？」

俺の突然の抵抗に、リリスは僅かに目を見開いた。そして、俺は、彼女の隙をついて、腕を振りほどいた。

「お前は、俺の『玩具』じゃねえ！ 俺は、お前に屈しない！」

そう叫ぶと、俺は、リリスの胸元に、渾身の拳を叩き込んだ。それは、物理的な力だけでなく、俺の「意志」そのものを込めた、一撃だった。

「きゃあっ！！」

リリスは、悲鳴を上げた。俺の一撃は、彼女の妖力を乱したのか、その体から放たれる光が揺らぎ始めた。

「この……！ この、愚か者め！」

リリスは、怒りに顔を歪めた。しかし、その表情には、僅かな動揺が見て取れた。

「俺は、お前の『玩具』じゃない！ 俺は、俺自身だ！」

俺は、再びリリスに組み付いた。今度は、ただ抵抗するだけでなく、彼女の妖力を打ち消すかのように、俺の「気」をぶつける。

「こ、これは……！ まさか……！」

リリスは、俺の反撃に、さらに動揺しているようだった。彼女の攻撃が鈍り、俺はその隙をついて、彼女から離れようとした。

「……逃がさないわよ！」

リリスは、最後の力を振り絞って、俺を捕らえようとした。しかし、俺は、彼女の攻撃をかわし、全力で部屋から飛び出した。

「……助かった……のか？」

俺は、外の新鮮な空気を吸い込みながら、震える体で立ち尽くした。一体、あれは何だったんだ？ サキュバス？

しかし、俺の心臓は、まだ激しく高鳴っていた。リリスの妖艶な姿、彼女の甘い囁き、そして、あの狂乱の「バトル」。それは、俺の人生にとって、あまりにも強烈な体験だった。

「……もう、二度と、あんな思いはしたくない……」

そう思いながらも、俺の脳裏には、リリスの、あの妖しい笑みが、焼き付いていた。それは、敗北の印であり、そして、もしかしたら、次なる「狂乱」への、誘いの微笑みだったのかもしれない。

俺は、あの夜の出来事を、決して忘れることはないだろう。そして、いつか、また、あの「狂乱のリング」に戻ることになるのか……。それを考えるだけで、俺の体は、恐怖と、そして、抗えない「興奮」に、震え始めた。