「奥様、ちょっとお邪魔しますよ」vol.1【無料エロ動画視聴/アダルトAV】

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■ 団地の昼下がり

　梅雨の気配を纏った湿った空気が、団地の細い廊下を重く漂っていた。アスファルトに滲む雨粒が、午後の日差しを鈍く反射している。この、どこか澱んだような空気が、この団地には似合っているのかもしれない。

　「あー、もう。旦那、まだ帰ってこないかなー」

　リビングのソファに寝そべり、テレビのリモコンを弄んでいた佐代子は、ため息をついた。隣で、美容院の帰りに買ってきたという、小洒落たカゴバッグを膝に置いた恵美が、ため息に同調する。

　「ねぇ、佐代子ちゃん。もうすぐ時間じゃない？」

　恵美の声には、微かな期待と、それを隠そうとするような焦りが混じっていた。佐代子も同じ気持ちだった。普段の生活では決して味わえない、背徳の香りが、この団地の一室に満ちている。

　ここは、この町でも少し古い部類の団地。周りには、古びた商店街や、子供たちの遊ぶ声が響く公園がある。しかし、この一室だけは、その日常から切り離された、秘密の隠れ家だった。

　「大丈夫よ。今日のは、ちょっと遅いって連絡あったから」

　佐代子は、恵美の肩を軽く叩いた。彼女は、この「集まり」の主催者というか、中心人物だった。夫は単身赴任で、滅多に帰ってこない。その隙間を縫うように、彼女は「昼下がりの集い」を企画していた。

　「だって、ほら。みんな、旦那さんのこと、ちゃんと愛してるもんね？」

　恵美が、皮肉めいた笑みを浮かべた。その言葉に、佐代子は静かに頷く。愛している。それは、嘘ではない。ただ、それだけでは満たされない、別の種類の「欲求」が、彼女たちの奥底にはあった。

　「不倫初体験」を謳われた彼女たちは、この団地の一室に、まるで別世界から迷い込んだかのように、集まってくる。最初の頃は、罪悪感や好奇心、そして微かな恐怖に震えていた。しかし、回数を重ねるごとに、それは徐々に「悦情」へと変わっていった。

　「今日のメンバー、誰だっけ？」

　「えーっと、いつもの三人と、新しい人が一人。えーっと、名前、なんだっけ…」

　恵美が、記憶を辿ろうとする。新しい人。その存在が、いつもの空気に、また新たな刺激をもたらす。

　ピンポーン。

　玄関のチャイムが鳴った。二人は顔を見合わせ、弾かれたように立ち上がる。

　「来たわね！」

　佐代子が、キッチンから、用意しておいた冷たい緑茶のポットとグラスを運んできた。恵美は、鏡で自分の顔色をチェックし、口元に微かな紅を引いた。

　「こんにちはー」

　ドアを開けたのは、小柄で童顔の由紀だった。彼女の夫も、佐代子と同じように、遠方に単身赴任している。

　「あら、由紀ちゃん、早かったわね」

　「だって、待ちきれなくて。旦那、今日は早く帰ってきちゃうかもって言ってたから、ドキドキしちゃって」

　由紀は、少し興奮した様子で、リビングに入ってきた。彼女の「ドキドキ」は、単なる緊張感ではない。それは、罪悪感と、それ以上に強い「背徳」への期待感からくるものだった。

　続いて、元気印の明子と、物静かな陽子も到着した。明子は、子供が二人いる主婦で、いつも明るく振る舞っているが、その内側には、夫への不満と、満たされない「何か」を抱えていた。陽子は、数年前に結婚したが、夫との関係は冷え切っており、日常に退屈を感じていた。

　「あら、もう揃ったわね」

　佐代子が、皆をリビングに招き入れた。それぞれの顔に、期待と、どこか不安げな表情が浮かんでいる。

　「それで、今日の新しい方って、どんな方なの？」

　明子が、好奇心旺盛に尋ねた。

　「えーっとね、名前は…あ、そうそう、静香さん。この団地の、すぐ近くのマンションに住んでるらしいの」

　佐代子が、静香さんのことを説明しようとした、その時。

　ピンポーン。

　再びチャイムが鳴った。

　「あら、もう来た？」

　佐代子が、玄関に向かう。ドアを開けると、そこに立っていたのは、見慣れない、しかしどこか艶やかな雰囲気を持つ女性だった。

　「はじめまして。静香です」

　静香は、控えめながらも、どこか挑発的な微笑みを浮かべた。彼女は、この「集い」に初めて参加する、「新しい人」だった。

　「あら、よくいらっしゃいました。どうぞ、入って」

　佐代子が、静香をリビングへ招き入れた。彼女の登場に、他のメンバーの視線が、一斉に静香に集まる。

　「皆さん、静香さんです。今日から、仲間入りです」

　佐代子の紹介に、皆が「はじめまして」と挨拶を交わす。静香は、少し緊張した面持ちだったが、その瞳には、好奇心と、隠しきれない「期待」が宿っていた。

　「まさか、こんな場所で、こんな集まりがあるなんて、思ってもみませんでした」

　静香は、おずおずと口を開いた。彼女の夫は、仕事で忙しく、ほとんど家にいない。一人で過ごす時間を持て余していた彼女は、インターネットで偶然、この「昼下がりの集い」のことを知ったのだという。

　「でも、ちょっとドキドキするけど、なんだか、楽しみでもあって…」

　静香の言葉に、皆が共感するように頷いた。この「集い」に集まる女性たちは、皆、夫との関係に、何かしら満たされないものを抱えていた。それは、愛情不足かもしれないし、日常の単調さかもしれない。あるいは、単に、夫とは違う、別の男性との「経験」への渇望かもしれない。

　「大丈夫よ、静香さん。ここは、誰にも言わない、秘密の場所だから」

　佐代子は、静香の不安を和らげるように言った。彼女は、この「集い」のルールを、静香に説明した。

　「まず、ここでは、お互いの名前は、偽名でも構いません。そして、ここでのことは、決して外部に漏らさないこと。そして…」

　佐代子が、一瞬言葉を区切る。

　「そして、ここでは、普段の自分を、少しだけ、解放していいんです」

　その言葉に、皆の顔に、期待の色が濃く浮かんだ。

　「旦那さんとの子作りならぬ、不倫セックス」

　その言葉は、口に出すにはあまりにも刺激的で、しかし、彼女たちの心の中には、すでに深く根付いていた。

　「あのね、佐代子ちゃん。今日の相手の方、もう来てるの？」

　明子が、そわそわしながら尋ねた。

　「ええ、もう、準備はできてるわ」

　佐代子は、意味深な笑みを浮かべた。彼女たちが集まるのは、単なるおしゃべりの場ではない。それぞれの「夫」の不在を、埋めるように、別の「男」が、この団地の一室に招かれるのだ。

　「えー、誰が、今日の、相手なの？」

　由紀が、目を輝かせた。

　「それは…」

　佐代子が、リビングのドアに目を向けた。そのドアの向こうには、団地の住人ではない、見慣れない男たちが、一人、また一人と、静かに現れるのだ。彼らは、この「集い」の存在を知り、そして、ここに参加する女性たちの、満たされない「欲求」を、埋め合わせるために、やってくる。

　「今日は、三人、来てくれるって連絡があったわ」

　佐代子の言葉に、部屋の空気が、一気に熱を帯びた。静香は、その場の雰囲気に圧倒されながらも、どこか興奮している自分に気づいた。

　「まさか、私が、こんな経験をするなんて…」

　静香は、自分の夫のことを思った。彼は、彼女の「欲求」に気づいているのだろうか。それとも、全く無関心なのだろうか。どちらにしても、今の彼女は、夫との冷え切った関係よりも、この、背徳感に満ちた「昼下がり」に、強く惹かれていた。

　「でも、ちょっと、怖い気もする…」

　恵美が、不安げにつぶやいた。

　「大丈夫だって。ここは、誰にも見られていないし、誰にも知られない」

　佐代子は、優しく微笑んだ。

　「それに、みんな、同じ気持ちなんだから」

　その言葉は、静香の心にも、深く響いた。彼女は、この「集い」に、孤独を埋めるための、そして、普段は決して許されない「悦情」を、手に入れるための、秘密の場所を見つけたのだ。

　「ふふ…」

　静香は、小さく笑った。その笑みは、緊張と、期待、そして、これから始まる「不倫セックス」への、抗いがたい「淫乱」な欲望に、満ちていた。

　団地の昼下がり。それは、日常の檻から解き放たれた、彼女たちの「悦情」の、幕開けだった。夫との愛の巣で、子作りではなく、背徳の行為が、静かに、しかし確実に、始まろうとしていた。その行為は、彼女たちの奥底に眠る、解放された「淫乱」な本能を、さらに刺激し、彼女たちを「悦情」の深淵へと、誘い込んでいくのだろう。