美麗熟女 みきさん（55歳）【無料エロ動画視聴/アダルトAV】

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「ごめん、母さん。また遅くなっちゃった」

玄関に滑り込んできた息子の背中に、私はため息を漏らしそうになった。高校生の健太は、外ではどうしようもない子だ。学校では授業中もぼんやりしていて、先生からは「注意力が散漫」「やる気がない」と毎度のごとく呼び出しを受ける。友達との付き合いも、どうやらあまり上手ではないらしい。いつも一人でいるか、あるいはどこか危うい連中とつるんでいるのか、そのどちらかだ。近所でも、夜遅くに騒いでいる声を聞いたことがあるという噂もある。何度言っても聞かないものだから、私も半ば諦めかけていた。

「もう！ 何度言ったらわかるの！ いつまでそうやってフラフラしてるつもり！」

口を開いた途端、いつものように怒鳴りつけてしまう。母親失格だわ、と自分でも思う。でも、心配なんだ。このままでは、健太がどこかで道を誤ってしまうのではないか、と。

「…うるさいな」

健太はいつものように、ぶっきらぼうにそう言い放ち、ランドセルを放り投げて自室へ向かう。その背中を見送りながら、私はただ立ち尽くすしかなかった。

ところが、そんな健太が、私に対してだけは、まるで別人のように優しかった。

「母さん、疲れてる？ マッサージしようか？」

私が疲れた顔をしていたり、肩でため息をついたりすると、健太は必ずそう言って、私の肩に手を置いた。その手は、驚くほど力強く、それでいて優しい。まるで、私の心の痛みを吸い取ってくれるかのようだった。

「大丈夫よ、ありがとう」

そう言いながら、私は健太の手にそっと触れる。その指先から伝わる温かさに、胸が締め付けられる。外でどんなに rough な（乱暴な）一面を見せているとしても、私の健太は、こんなにも優しい子なのだ。

ある日の夜、私は風邪をひいてしまっていた。熱はないものの、体が鉛のように重く、布団から出る気力もなかった。健太は、学校から帰ってきて、私の部屋のドアをそっと開けた。

「母さん、起きてる？」

いつものようにぶっきらぼうな声だが、そこには微かな心配の色が滲んでいた。

「…うん。ちょっと風邪ひいちゃったみたい」

「そっか。何かいる？ 薬とか、水とか」

健太は、まるで看護師のように、的確な言葉をかけてくれた。そして、自分の部屋から持ってきたのか、冷たいタオルを濡らして額に乗せてくれた。その手つきは、驚くほど丁寧で、繊細だった。

「ありがとう、健太」

私は、健太の手にそっと手を重ねた。その温かさと優しさに、涙が溢れそうになった。健太は、何も言わずに、ただ私の手を握りしめてくれた。その夜、健太は私の部屋のベッドの横に、布団を敷いて寝てくれた。時折、私の寝息を聞きに来てくれる気配がした。

そんな出来事が重なるうちに、私の健太に対する見方が、少しずつ、しかし確実に変わっていった。外での彼の振る舞いは、相変わらず心配で、時折腹立たしくさえあった。しかし、私に対して見せる彼の優しさは、それらを上回るほど強烈だった。

それは、母として息子に注ぐ愛情とは、少し違う種類の感情だった。健太の、あの力強いけれど繊細な手。私の痛みを気遣う、あの真剣な眼差し。そして、私を守ろうとする、あの静かな決意。それら全てが、私の中で、まるで一人の成熟した男性の姿として、鮮明に浮かび上がってきたのだ。

（この子は、私を、一人の女性として見ているのではないか…？）

そんな考えが、ある日ふと、私の頭をよぎった。最初は、まさか、と思った。息子が母親を、そんな風に…？ それは、あまりにも冒涜的で、恐ろしい考えだった。しかし、健太の私に対する態度は、まるでそれを示唆しているかのようだった。

例えば、私が少しおしゃれをして出かけようとすると、健太は私の服をじっと見て、「母さん、綺麗だね」と、どこか照れくさそうに言った。その言葉に、私はドキリとした。それは、息子が母親の装いを褒める時の、あの無邪気な言葉ではなかった。もっと、深い、称賛の響きがあった。

また、私が夕食の支度をしていると、健太が後ろからそっと抱きしめてくることがあった。「母さんの料理、うまい」と、私の耳元で囁いた。その声は、いつものぶっきらぼうさとはかけ離れた、低く、甘い響きを持っていた。その瞬間、私は、まるで恋人に囁かれたかのような錯覚に陥り、心臓が激しく脈打つのを感じた。

私は、健太が外でどんな人間関係を築いているのか、ほとんど知らない。彼がどんな友達とつるみ、どんな場所で時間を過ごしているのか。その全てが、私には謎に包まれていた。だからこそ、彼が私に見せる、あの純粋で、そしてどこか切ないほどの優しさが、私にとっては何よりも大切で、そして恐ろしいものになっていた。

（この優しさは、私だけのもの…？）

そう思うと、胸の奥が熱くなる。外でどんなに荒れているとしても、私の健太は、私に対してだけは、こんなにも優しい。まるで、私という存在が、彼にとって唯一の安息であり、そして心の支えであるかのように。

ある雨の夜、健太は帰ってこなかった。携帯電話も通じない。私は、不安で胸がいっぱいになり、玄関で夜通し健太を待った。朝方、ようやく健太が帰ってきた。顔には傷があり、服は泥で汚れていた。

「健太！ どこに行ってたの！」

私は、安堵と怒りで、健太に飛びついた。

「…ごめん、母さん。ちょっと、揉め事があって」

健太は、いつものようにぶっきらぼうに答えた。だが、その瞳には、深い疲労と、そして私への申し訳なさが滲んでいた。

「もう、二度とこんなことしないで！ 私、どれだけ心配したと思ってるの！」

私は、思わず健太を強く抱きしめた。健太は、最初は抵抗していたようだったが、やがて私の腕の中で、静かになった。

「…大丈夫？」

数分後、健太が私の肩に顔を埋めたまま、掠れた声でそう尋ねてきた。

「大丈夫じゃないわよ！ でも、健太が無事なら、それでいい…」

私は、健太の頭を撫でた。その髪は、いつものように少し乱れていた。

「母さん…」

健太が、私の胸に顔をうずめたまま、そう呟いた。その声は、まるで幼い子供のように、震えていた。

その時、私は悟った。健太が私に見せる優しさは、息子として母親に向ける愛情だけではない。もっと、複雑で、そして切ない、一人の人間が、もう一人の人間に対して抱く、特別な感情なのだと。

私は、健太の背中を優しく撫でた。この優しさが、いつまで続くのか、私にはわからない。しかし、今はただ、この健太の温もりを、心に刻みつけたいと思った。外ではどうしようもない息子かもしれない。でも、私に対しては、こんなにも心優しい息子。その優しさに、私は、いつしか、母親としてだけではなく、一人の女性として、健太を見るようになっていた。