美麗熟女 せつ子さん （69歳）【無料エロ動画視聴/アダルトAV】

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■ 満ち月と青いペンキ

せつ子、69歳。独身時代から数えても、夫の健一と添い遂げて40年。しかし、ここ10年、夫婦の夜の営みは途絶えていた。それは、どちらかが悪いというわけではなかった。ただ、互いに歳を重ね、肌の温もりよりも、静かな共存を選んだだけのこと。健一は無口で、せつ子もまた、多くを語らない。食卓に並ぶのは、いつも決まった二品。会話は天気の話か、近所の噂話。それでも、せつ子は満ち足りていた。それが、長年連れ添った夫婦の姿だと信じていたから。

そんなある日、家の壁にひびが入った。築40年、さすがに古さも目立つ。せつ子は、近所の評判の良い工務店に修理を頼んだ。やってきたのは、田中さんという30代後半の職人だった。背が高く、がっしりとした体躯。作業着に付いたペンキのシミが、彼の腕の太さを強調していた。

「奥さん、お世話になります。田中です。」

丁寧な挨拶に、せつ子は少し緊張した。健一は、そんなせつ子の様子を横目に、新聞に目を落としたままだった。

田中さんの手際の良い仕事ぶりは、見ていて飽きなかった。ペンキの匂いが、古びた家の空気を一新していくようだった。せつ子は、冷たい麦茶を手に、庭で作業をする田中さんを眺めていた。汗を拭う仕草、真剣な眼差し。それは、健一にはない、力強さと生命力に溢れていた。

「奥さん、このペンキの色、どうですか？ 青なんですけど、最近人気でして。」

田中さんが、空を思わせる澄んだ青いペンキ缶を指差した。

「あら、綺麗ね。空の色みたい。」

せつ子は、思わず本音を口にしていた。健一は、いつも無難な茶色や白を選ぶ人だった。

「ええ。空を見ていると、なんだか気持ちが晴れやかになるでしょう？ お家も、そんな風になれたらと思って。」

田中さんの言葉に、せつ子の胸に温かいものが広がった。まるで、長年曇っていた心に、陽の光が差し込んだような。

数日後、修理は完了した。家の壁は、見違えるように若々しくなった。庭には、田中さんがサービスで植えてくれた、小さな青い花も咲いていた。

「ありがとうございました。おかげで、家がすっかり綺麗になりました。」

せつ子は、健一と一緒に田中さんに礼を言った。健一は、いつも通り、短く「世話になったな」とだけ言った。

別れ際、田中さんは、せつ子に小さく微笑みかけた。その笑顔に、せつ子は、今まで感じたことのない、胸のざわめきを覚えた。

その夜、健一はいつものように先に眠りについた。せつ子は、一人、リビングで星空を眺めていた。窓の外には、青いペンキで生まれ変わった壁が、月明かりに照らされていた。そこに、田中さんの姿が重なった。彼の汗、彼の力強い腕、彼の青いペンキ。

ふと、せつ子は、健一の寝息を聞いた。静かで、規則正しい。それは、もう何年も変わらない、夫婦の日常の音だった。しかし、その音を聞きながら、せつ子の心には、あの青いペンキの鮮やかさが、まるで新しい絵具のように広がっていた。

数日後、せつ子は、庭に咲いた青い花に水をやっていた。すると、玄関のチャイムが鳴った。田中さんだった。

「奥さん、ちょっとしたお礼があって。この前、お話した新しい塗料が届きまして。試しに、この小さな箱に塗ってみたんです。」

田中さんは、小さな木箱を持っていた。蓋を開けると、そこには、あの空のような、澄んだ青いペンキが塗られていた。

「わあ…。」

せつ子は、息を呑んだ。その青は、まるで田中さんの瞳の色のように、鮮やかで、吸い込まれるようだった。

「これ、私に？」

「ええ。壁の色と同じなんです。奥さんに、気に入っていただけたらと思って。」

田中さんの言葉に、せつ子の顔に、自然と笑みがこぼれた。健一がリビングから出てきた。

「なんだ、田中さんか。」

健一は、無表情で言った。

「奥さん、これ、私にいただけるの？」

せつ子は、田中さんがくれた箱を手に、健一に尋ねた。

「ええ、どうぞ。奥さんのものになりました。」

田中さんは、せつ子に微笑みかけた。その微笑みは、以前よりも、ずっと親密に感じられた。

その夜、せつ子は、あの青い木箱を手に、一人で眠りについた。健一は、隣で静かに寝息を立てていた。せつ子の胸には、あの青いペンキの香りが、微かに漂っていた。それは、新しい始まりの香り、禁断の果実の香り。

翌日、田中さんは、また家の補修に来てくれた。今度は、屋根裏の小さな雨漏りの修理だった。せつ子は、いつも以上に、田中さんの仕事ぶりを気にした。彼の汗、彼の指先、彼の力強い呼吸。

「奥さん、ちょっと見てもらいたいものがあって。」

昼休憩の時間、田中さんは、せつ子を庭に呼んだ。そこには、田中さんが持ってきた、小さなキャンバスがあった。そして、そのキャンバスには、あの青いペンキで、満月が描かれていた。

「満月、綺麗ですね。」

せつ子は、思わず呟いた。

「ええ。でも、もっと綺麗なものが、この世にはあると思うんです。」

田中さんは、せつ子の目を見つめて言った。その瞳は、夜空の星のように、キラキラと輝いていた。

せつ子は、心臓が早鐘を打つのを感じた。健一は、台所で昼食の準備をしていた。あの、無口で、静かな健一。

「田中さん、私…」

せつ子は、言葉に詰まった。

「奥さん、この色、綺麗でしょう？」

田中さんは、青いペンキの缶を指差した。その青は、先日の空の色よりも、ずっと深く、濃い。

「ええ、とても…。」

せつ子は、顔を上げることができなかった。田中さんの指先が、せつ子の手に触れた。その感触は、電気が走ったように、せつ子の全身を駆け巡った。

その瞬間、せつ子の頭の中に、健一の顔が浮かんだ。40年連れ添った、あの無口な夫の顔。背徳感。しかし、それ以上に、せつ子の全身を支配したのは、形容しがたい、濃厚な快楽だった。

田中さんの手が、せつ子の頬を撫でた。その指先から伝わる熱が、せつ子の身体に火を灯した。10年間、凍てついていたかのような、せつ子の身体が、ゆっくりと溶け出していく。

「奥さん…。」

田中さんの声が、甘く響いた。せつ子は、その声に導かれるように、田中さんの腕の中に、身を委ねた。

それは、満月の夜のことだった。青いペンキの香りが、夜空に溶け込んでいく。せつ子は、健一に背徳感を覚えつつも、田中さんとの濃厚な快楽に、溺れていった。それは、まるで、長年閉ざされていた扉が、音を立てて開いたかのようだった。

翌朝、せつ子は、一人で目を覚ました。隣には、健一が静かに寝息を立てていた。昨日までの出来事が、まるで夢だったかのようだった。しかし、せつ子の身体には、まだ田中さんの熱が残っていた。

せつ子は、そっとベッドから抜け出した。窓の外は、澄み切った青空が広がっていた。昨日、田中さんが描いてくれた、あの満月の絵を思い出した。

せつ子は、台所に向かった。健一のために、朝食の準備をする。いつも通りの、静かで、穏やかな朝。しかし、せつ子の心の中には、あの青いペンキの鮮やかさが、鮮烈に残っていた。それは、背徳感であり、そして、抑えきれないほどの、喜びだった。

せつ子は、健一に背を向けたまま、そっと微笑んだ。その微笑みは、満月のように、静かに、そして力強く、夜明けの空に溶け込んでいくかのようだった。